このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

NHKの大河ドラマ「新選組!」がスタートしました。

日本の歴史上でいえば、天皇を中心とした統一政権国家への扉を切り開いた「勤王の志士」たちが
ヒーローとして扱われ、最後まで幕府のために働いた「新選組」などのような「佐幕派」は、
さながら悪人のように扱われてきましたが、今回のドラマは「新選組」がメインに置かれているので、
「あぁ、ようやく新選組が正当に評価される時代になったんだなぁ」と感慨深く、また、うれしく
思っています。

しかし、過去に大河ドラマで放映された、いわゆる「幕末もの」は、いずれも視聴率は苦戦していた
そうです。

それは、幕末特有の複雑な時代背景が、一般視聴者にはわかりにくいというのがその理由だそう
です。

僕はこのコンテンツを、「京都での新選組の足跡を紹介しよう」という軽い気持ちで考え、
そこかしこに取材に出かけました。

でも、取材を進めるにつれ、「新選組を紹介すること = 幕末の背景を紹介すること」であると
痛切に感じました。(例えば、新選組とは切り離すことのできない京都守護職など、詳しくない人から
すれば、「京都守護職って何?」ってことになるでしょう?)

そこで、よりいっそう深く掘り下げ、「京都での幕末事情と新選組の活動とを関連付けながら紹介する」
という方針に変更しました。

京都にはいたるところに幕末に関係する史跡が残っています。
それらについて、個々にしか知らなかった知識でも、探索するにしたがって様々な繋がりが見えて
きます。

そうですね、ちょうどジグソーパズルを組み立てているときの気分と似ているといえばいいかな。

幕末史は調べれば調べるほど、その奥の深さに驚きます。
僕にとって、この京都幕末探索はおもしろいと思いました。

史実に忠実に、できるだけわかりやすく紹介しようと、自分が吸収した知識をいったん頭の中で
整理してから更新するので、進捗は遅いかもしれませんが、どうか長い目で見てやってください。

京都の幕末事情を知る楽しさを共有できれば、すごくうれしいです。

はじめに

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