このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

名作に寄せて

金子みすゞ 私と小鳥と鈴と(6/15new!)
金子みすゞ 曼珠沙華
室生犀星 或る少女の死まで



金子みすゞ(1903-1930)

私と小鳥と鈴と

私が両手をひろげても、お空はちっとも飛べないが、
飛べる小鳥は私のように、地面を速くは走れない。

私がからだをゆすっても、きれいな音は出ないけど、
あの鳴る鈴は私のように、たくさんな唄は知らないよ。

鈴と、小鳥と、それから私、みんなちがって、みんないい。



金子みすゞの詩の中で、おそらく最も有名で、最も人の心を打つもののひとつだろう。
ひとりひとりに個性があり、ひとつひとつの個性が輝きを持つという、当たり前だけど忘れてしまいがちなことを、改めて認識させてくれる。

▲トップに戻る


曼珠沙華

村のまつりは 夏のころ、 ひるまも花火を たきました。

秋のまつりは となり村、 日傘のつづく 裏みちに、
地面(じべた)のしたに 棲むひとが、 線香花火を たきました。

あかい あかい 曼珠沙華。



ヒガンバナといえば、秋桜(コスモス)とともに、秋の訪れを告げてくれる花。
特にヒガンバナは、毎年、お彼岸のころの田園風景の中に赤く咲く。
それを、地べたの下に棲む人がたく線香花火に例えるイマジネーション・・・。

▲トップに戻る


室生犀星 或る少女の死まで



いま鳴るかねは いくつの鐘じゃ 六つの鐘じゃ・・・
舞台は明治から大正に移る頃の東京。
都会の生活に疲れ、若さゆえの苦悩に苛まれた主人公の魂の救いであった、幼い少女。
その少女が歌っていた歌が、これである。

▲トップに戻る



元のページに戻るには、ブラウザの「戻る」ボタンでお戻りください
トップページからおいでの方は、ブラウザを閉じてください
メール: 吉松真幸

 

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください