このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください


編成例<SR> 


ここでは市販の完成品 (RTR - Ready to Run) に対象を限定します。
号車番号の欠番は模型化に際しての短縮によるものです。
なお、表中記載の製造者および型番は当会所有(過去形含む)のものを示していますが、その後金型が他社に引き継がれ、同型のものが異なる型番で製造・販売されているものが多々有ります。
<例>
AIRFIX→MAINLINE→DAPOL→HORNBY
MAINLINE→BACHMANN
REPLICA→BACHMANN
HORNBY DUBLO→WRENN→DAPOL

1. 「ゴールデン・アロー」(戦前)


Down "GOLDEN ARROW" leaving Victoria Station hauled by "Lord Collingwood" No.862. (E. Treacy)

ModelManufacturerNumberRemarks
Loco.LN 4-6-0 "ROBERT BRAKE" 855BACHMANN31-404他社に転籍
1Corridor Brake 3rdHORNBYR163他社に転籍
2Corridor CompositeHORNBYR162他社に転籍
3Corridor CompositerHORNBYR162他社に転籍
4Pullman 1stHORNBYR223他社に転籍
5Pullman 1stHORNBYR223他社に転籍
6Pullman 1stHORNBYR223他社に転籍
7Pullman 1stHORNBYR223他社に転籍
8Corridor CompositeHORNBYR162他社に転籍
9Corridor CompositeHORNBYR162他社に転籍
10Corridor Brake 3rdHORNBYR163他社に転籍

有名なロンドン(ヴィクトリア)10:45発の英仏連絡国際列車で、ドーバーから英仏海峡の対岸フランスのカレーまでは連絡船(チャンネル・フェリー)で接続する「コンチネンタル・ボート・トレイン」の代表的なものです。ちなみに「ボート・トレイン」は連絡船や外洋客船に接続するから"Boat Train"と呼ばれるのであり、一部で言われている"Port Train"は英語としては誤りです。
当初はオール・プルマン客車10両に、荷物車(4-wheel Utirity Van)やコンテナ貨車(6-wheel Container Wagon)を連結した編成でした。同列車の乗客は当然海外旅行客が主体で、携行する荷物も多いため、荷物車やコンテナ貨車の連結が必要でした。RTRの製品では、前者はWRENNのW4323Pが好適ですが、後者はRTRの製品が見当たりません。連結位置は、列車の最後尾(下り)または牽機の次位(上り)となっていたようです。
上記の編成例は、1930年代の大不況により、プルマン客車を減車して通常客車を前後に連結したもので、時代設定は1931-39年です。
"Pullman 1st"に限らず、同型車は左右の窓配置が異なるのを生かし、適当に向きを変えて連結するのが車種を多く見せる秘訣です。
牽引機の例としては他に下記があります。
31-401 "SIR MARTIN FROBISHER" 864.(他社に転籍)

2.「ゴールデン・アロー」(戦後)


Down "GOLDEN ARROW" leaving Victoria Station hauled by un-named No.21C157. (E. Treacy)

ModelManufacturerNumberRemarks
Loco.BoB 4-6-2 "FITER PIROT" 21C155HORNBYR2283
1Pullman 1stHORNBYR223他社に転籍
2Pullman 1stHORNBYR223他社に転籍
3Pullman 1stHORNBYR223他社に転籍
4Pullman 1stHORNBYR223他社に転籍
5Pullman Brake 3rdHORNBYR233他社に転籍
6Pullman 1stHORNBYR223他社に転籍
7Pullman 1stHORNBYR223他社に転籍
8
9
10Pullman Brake 3rdHORNBYR233他社に転籍

戦後の1946年に運転再開されたときは牽引機がテンホイラーからパシフィックに変わり、客車がオール・プルマンに戻りました。
列車の最後尾(下り)または牽機の次位(上り)に荷物車(4-wheel Utirity Van)やコンテナ貨車(6-wheel Container Wagon)を連結するのは戦前と同様ですが、1950年代にはボギー荷物車に変わっています。


Up "GOLDEN ARROW" hauled by un-named No.21C157. (A. C. Cowston)

※ときに、 HORNBYの2009年モデル で予告されてる、12-wheel(3軸ボギー)のプルマン客車は昔からゼヒ欲しいと思っていたものです。ロンドン(ウォータールー)より南西に向うウェスト・イングランド本線では、ブリード・パシフィックがこれで編成された「ボーンマウス・ベル」急行を牽いていましたので、当会の経営改善のあかつきは、再現してみたいものです。

3. 普通急行

ModelManufacturerNumberRemarks
Loco.V 4-4-0 "ETON" 900HORNBYR132X他社に転籍
1Corridor Brake 3rdGRAHAM FARISH10623他社に転籍
2
3Pullman 2ndWRENNW6001他社に転籍
4Pullman 1stWRENNW6002他社に転籍
5Corridor CompositeHORNBYR162他社に転籍
6Corridor CompositeHORNBYR162他社に転籍
7Corridor Brake 3rdHORNBYR163他社に転籍

SRでは普通急行にも1〜3両のプルマン客車を混結することがありました。多くは編成の中ほどに組み込まれますが、ここでは比較的小型の牽引機に合わせ、編成の前寄りに車体長の小さいグループをまとめてみました。
なお、牽引機はR132 "CRANLEIGH" 936のボディシェルを変更、デフレクタを撤去したものです。
また、グラファム・ファリッシュ社は現在Nゲージに特化しており、OO製品は製造中止となっています。


鉄道模型のページ

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください