このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

失われた鉄路



2007年10月14日に埼玉県さいたま市にオープン予定の鉄道博物館に、茨城交通湊鉄道線で運行していた国鉄のキハ11が
保存されることになったが、他にも羽幌炭鉱鉄道や留萌鉄道から来た国鉄キハ22のコピー車や、水島臨海鉄道・鹿島臨海鉄道
から移ってきた元国鉄のキハ20が国鉄色で残っているというので行ってみた。

JR常磐線勝田駅の1番線から茨城交通湊鉄道線は出ている。早速出迎えてくれたのはキハ2005。留萌鉄道からの移籍車
で国鉄キハ22のコピー車。ワンマン改造はされているが、車内はキハ22の雰囲気を残している。

勝田と阿字ヶ浦の間14.3kmを26分で結ぶ単線のローカル線であり、有人駅は勝田と那珂湊の2駅だけ。2005年12月には
茨城交通からひたちなか市に2008年3月にも鉄道廃止をしたい旨の申し入れがされており、存続が心配されている。

終点の阿字ヶ浦駅。昔は海水浴場として上野駅からの直通臨時列車もあったそうだが、その名残の長いホームが哀愁を漂わせ
ている。

阿字ヶ浦駅に留置されている元羽幌炭鉱鉄道キハ221。ベニヤ板で塞がれた窓が痛ましい。

:現在の主力の自社発注車キハ37100、よく似た別形式としてキハ3710もある。

中心駅となる那珂湊駅。関東百選の駅に選定されており風情がある。            硬券も販売

朝夕は2〜3連、昼間は
単行。

基本的には2編成が行っ
たり来たりで運行される。

那珂湊駅では交換風景
が見られる。

那珂湊駅から見える機関区                        ホームにはケキ102が東武鉄道のマークを付けたホキ7
                                         を従えて留置

左上 国鉄色のキハ205

右上 国鉄準急色のキハ2004

左  旧国鉄色のキハ222 旋回窓が付いている

撮影当日は残念ながらお目当ての国鉄色3両はお休み
でしたが、これらの3両は稼動しており、運が良ければ
走行中の写真が撮れます

鹿島臨海鉄道から来たキハ202                     倉庫として使われているステンレスカーのケハ601
ライトの位置・形状が違うのが特徴だが廃車              那珂湊機関区
那珂湊機関区

                        那珂湊駅で許可をもらうと那珂湊機関区に入れます

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