このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

'98夏の鐵旅
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この文章は湘南高校の部活紹介誌である「ひろば」の'98年版に掲載された鉄道研究部の紹介から 鐵旅の部分を転載したものである・・・

〜夏の鉄研旅行〜

 夏休みにはいると、毎年恒例の鉄研旅行がある。98年度は、九州・四国方面に出かけた。その様子 をかいつまんで書くことにしよう。

7月28日

 東海道を夜に走る快速に乗って4泊5日の旅行はスタート。私達は、この快速の終点、岐阜県大垣 まで乗り、さらに乗り換えてひたすら西を目指し、昼ごろ、やっと岡山に着いた。そしていよいよ瀬戸 大橋へ。展望車付きの快速は美しい瀬戸大橋を下に見ながら、一気に橋を渡り終え、高松駅に到着した。
 高松といえば、讃岐うどんである。駅の中のうどん屋でうどんを食べる。さすが本場だけあっておいしい。
 駅の外にでて、高松〜琴平を結ぶ電車に乗る。下の写真はその電車の写真である。
 この私鉄には、江ノ電よりもボロい車両が全国から集結しており、現在注目を浴びている。
 日が暮れて、再び岡山に戻る。

7月29日

 山陽本線を夜に走る快速で九州へ。
 明け方、福岡県八幡に到着、ひと休みの後、JR九州小倉工場に見学に行く。工場の敷地は広大で、 その中で車両の分解・修理・改造を行っていた。普段見ることのできない風景だった。
 その後、昔線路があった所を辿る。距離にして、10㎞。四時間かけて踏破したが、照りつける日光は 強いのでいつもより疲れた。
 休憩の後、福岡県小倉にあるモノレールに乗車。高い所を走るだけあって、眺めはよい。
 晩御飯を食べてから、港町門司港へ。最近、この街は「レトロ」を売り物にしていて、非常に 綺麗である。ぜひ一度行ってみてほしい。
 夜は、一年生の祖母の家に泊めてもらった。

7月30日

 筑豊炭田跡を横に見ながら、太宰府天満宮へ。お参りをして、お守りを買い、出発。金印が発見された 志賀島へ向かう。
 ところが、志賀島にはあまり訪ねる所がなかったので、福岡県宇美に行き先を変更。宇美には今は もう無い線路の跡が残っているのだ。
 その跡を歩き出す。跡はほとんどサイクリングロードになっていて、すごく歩きやすい。
 3時間ほど歩くと、終点に到着。終点は博多の隣の吉塚である。
 その後、博多へ戻り京都行の快速に乗って、九州を後にする。

7月31日

 京都に到着後、朝御飯を食べる。そして、三条へと向かう。つい最近廃止された線路の跡をまた歩く のだ。三条〜山科間を踏破。
 昼食後、大阪の交通博物館へ。信号や車両などがたくさん展示してあって、なかなか良かった。 また、特別展示は「鉄道のおもちゃ」で、「電車でGo」やパソコンの鉄道運転シュミレーション があった。結局、閉館時間までいた。
 銭湯に入浴後、新大阪駅新宮行きを待つ。

8月1日

 夜明け頃、和歌山県新宮に到着。紀伊半島を一周して、次は名古屋を目指す。名古屋からは、中山道 に沿って一路山道へ。山と木曽川とのせまい平地を選びながら、電車は山を登っていく。
 長野県塩尻で電車を乗り換えて、今度は山を駆け下りて東京都八王子へ向かう。到着後、見慣れた 電車を見て帰ってきたことを実感しながら茅ヶ崎へ。そして、旅行は終わった。

 今年の旅行は、快速を主体に移動したため、諸経費¥18000とかなり安上がりであった。

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