！What's SRC?！ 湘南高校鉄道研究部(SRC)の歴史 湘南高校鉄道研究部は当初、湘南高校物理無線部鉄道研究班としてスタートして 独自の活動を行ってきたが、生徒総会の承認を経て昭和４９年４月より正式な 部として発足し、紆余曲折を経ながら現在に至る。 部の活動は部員によって書き続けられてきた部誌に記録されてきた。平成の新校舎 建て替えの時期の混乱により、部の活動、部誌が一時期途絶えてしまったが、 1997年より部誌も再開され以後現在まで健全な活動が続けられている。 活動内容湘南高校の鉄道研究部の活動の三つの大きな柱として「文化祭」・「鉄道旅行」・「部誌」がある。 文化祭文化部にとっての晴れ舞台である文化祭は、部活動の内容を対外的にアピールする絶好の場であり、 ひいては部員の獲得に繋がるという観点から、'97年より特に重点を置かれた分野である。 従来、鉄道模型ジオラマの展示発表が主たる出し物であるが、'97年にはその規模を大幅に拡大し、 '98年にはそれに加え、研究発表の展示、小冊子の作成、配布を行った。 なお、文化祭の模様についてであるが、'99年のものがRM MODELS（ネコ・パブリッシング） の取材を受け、1999年９月号に掲載されているのでそちらを参照されたい。 例年、文化祭は六月頃に行われるが、その計画、準備は年初めより行われる。鉄道模型ジオラマの 制作は一朝一夕には出来ないものだからである。'98年よりジオラマの形式はそれまでの巨大な固定式 のものを改め、分割集合式とした。理由としては、巨大な固定式を採用すると多大な労力が要求される 一方、大味になりやすく保管に困難が生じる点、毎年同じものになり、変更が利かない点がある。 分割式に変更して以降、各ユニットを部員が分担して制作する事になり、より一層の精密化が図られた。 また、各部員の個性を発揮しやすくなり、これまでの研究、観察で得たことを生かしやすくなっている。 '98年より始められた小冊子（左図参照）についてであるが、部活動が軌道に乗ったこともあり、レイアウト以外にも 何か出し物はないだろうかということで始められた。結果的にこの試みはうまく行き、毎年数百部の冊子 が完売（無料であるが）している。 ちなみに内容はというと '98年楽しい鉄道写真 ・鉄道ソフトで遊ぼう！ ・おすすめのこの一冊 ・！113系三昧！ ・クロスワードパズル ・鉄道英単語'99年カタカナばかりじゃわからな〜い ・ゼッタイ座る！！ ・鉄道マニアの生態学 ・鉄道無線 ・電車に 安く乗る方法'00年こんなに細かいの？鉄道の種類 ・どんなわがままもOK!〜指定席発券機の裏事情〜 ・鉄道ちょっと雑学 ・碓氷の戦い ・TGVその歩み ・鉄道の未来 ・江ノ電 ・小田急電鉄！！ ・ジーザス（共用語辞典） ・ 零からはじめる鉄道レイアウト・鉄研の愉快な仲間たち'01年首都圏の鉄道の朝ラッシュダイヤの研究 ・春休み青春１８きっぷ４８時間旅行記といった感じである。この冊子も年を追うごとにその完成度を高めており、次回が楽しみである。 なお、文化祭は例年６月くらいに行われているので是非とも実際にご来場していただきたく事をお願い申しあげる。 鉄道旅行鉄道旅行（以下鐵旅）については過去に行われていたものを復活させたものであり、'98年春から 行われている。鐵旅は基本的に春休みと夏休みに行われており、遠征によって遠方の鉄道、風土について 知識と見聞を広めるのが主な目的である。さらにこれは部員同士の連帯を深めるのに役立ち、列車撮影の 技術を高めるなど、一種の合宿的色彩も帯びている。98年春は甲府・東北・北海道巡り。夏は四国巡り。 99年春は廃止になりかけ鉄道巡り（名鉄美濃町線・新潟交通・蒲原鉄道）を行った。 ☆'98夏の鐵旅 〜ひろばより〜 ☆'99春の鐵旅写真集 部誌最後に、部誌にについてであるが、前述の通りこれは一時とぎれていた時期もあったが、現在に至る までおおむね４００冊ほどが書かれている。内容については、部活動の主目的である研究の内容、 活動の報告、また部員のコミュニケーションの場としての伝言板である。ここに書かれた研究内容 の中には文化祭の展示に使われるものもある。もう一つの側面としては部の公式記録文書というものがあり、 過去の活動、研究を紐解く上で重要である。 OB会について 前述の通り、歴史の長い部ではあり、数多くのOBを輩出しているが、従前、 現役とOBとのつながりが希薄であったことを鑑み、巻頭言にあるとおり、現役生の後援、OBの親睦を はかる事を主たる目的として有志によって設立された。 主な活動内容としては、当ホームページの運営や部誌既刊の保存、補修、管理などが挙げられる。 当ホームページは上記の目標を達成するために設けられたものである。先ず、「現役生のコーナー」 を設けることにした。これは現代ネット社会において現役生の参加の足がかりを提供するのがねらいである。 さらに、ネットの強みとして場所を問わないということが挙げられよう。すなわち、遠方に在住の OB諸兄の参加も容易である。 次に、部誌の保全活動についてであるが、部誌は部活動の集大成、歴史と言え、OB、現役共有の貴重な 財産と考え、行っている。過去の部誌の中には経年変化のよって崩壊しそうなものもあり、修復作業を 施し、現役生に有効に活用して貰うためにデータベース化の作業を行っている。また、現状以上の散逸 を防ぐ目的で管理しやすくするため、本棚を寄贈した。（写真） このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください