このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください


リバイバル運転に際してのお願い


先日、山陽新幹線岡山開業30周年イベントで岡山まで行った。しかし、ここで余りにも目に余る光景を見たのでこのホームページを通してもう少し鉄道ファン全体のマナー向上の為に書くことにした。岡山でどのような光景を見たのかというと
①線路内に許可なく立ち入り、撮影していた。
②電車が入ってくるホームに多数の鉄道ファンが陣取り、他の列車の入線を妨害していた。
③撮影中に「どけどけ」と大声で怒鳴り散らしていた。
④1人の人が多数のオレンジカードを買い占め、必要な人が手に入らないという不公平があった。
⑤その他

①・②の事例に関しては問題外です!特に①はホーム内に限らず、有名な撮影地でも多数見られました。また、②は鷲羽入線後に隣の14番線で、入線の列車が大音響の警笛を何度も鳴らし入線していました。原因は、そこに無数に構えていた鉄道カメラマンです。良い写真をとって後で楽しむ。その気持ちは十分に同業者としてよく分かりますが、安全面からして白線の外で撮影していた人も何人か居てなんかの弾みで線路に転落し、事故の起きる可能性もあります!また後続の列車の遅れやこういったイベントそのものが今後中止になる可能性もあります。この2つは本当に危険ですので絶対にお辞めください。

③の事例は、撮影のマナーです!より質の良い写真を撮影することは分かりますが、撮影の終わってない人に大声で「そこどけ」だのそういうのはマナーが欠如しているとしか言いようがありません。岡山開業イベントに限らず、昨年の月光・しおじ・ひばり・ときなどの列車も当日はホーム内が大変に混み合い、記念撮影がなかなか思うように出来ずにイライラした人も居ると思います。でも、ここにいる人はあなただけではありません!!邪魔だと言われた人、そしてそこに居る同じ愛好家の人々、そしてそんなことを言っているあなたも絶対にいい気はしないでしょう。他にも撮影ポイントを巡ってしおじが走ったときに阪神地区の駅では乱闘事件までが発生したそうです。同じ鉄道を愛する者としてこれらの行動は恥ずかしいです。そういう意味でも、もう少し順序とマナーを守って楽しい撮影にしてください。

④は個人的な意見として書きました。今回のリバイバル運転に限らず、過去に運転されたリバイバル列車を記念としてオレンジカードやイオカードがJRから発売されています。ところがそのオレンジカードなどを大量に買い占め、オークションに出している人がいます。実際に3/31にヤフーオークションで岡山開業と検索したところオレンジカードやパンフレットなどが販売されていました。私は、遠方で手に入らない人にとってはオークションはよい手段だと思います。でも考えてみてください。このオレンジカードなどはあなた1人に販売している者ではありません!多量の枚数を買い占め、本当に欲しいのに手に入らない人も居るのです。実際、私もしおじで販売されたキーホルダーも手に入らなかったし、そういった商品があった人すらも知りませんでした。あとでその賞品を付けている人を見てそういった商品が 車内で販売されていたということを知り、手に入らずがっくりきたということもありました。先ほどの写真撮影ではありませんが、もう少し他人のことも考えながら購入してもらいたいです。同様に、リバイバル運転の乗車券を商売目的で販売している人も残念ながら居るみたいです。お願いですからそのような行為はお止めください。

⑤は鉄道雑誌やインターネットの掲示板でよく見かけるのですが、畑の農作物を踏み荒らしてダメにしたり、新疋田(北陸本線)付近の有名な撮影地にはタバコ、空き缶やペットボトルのポイ捨てなどが目立つそうです。また、①に関連して昨年秋の特急「みちのく」のリバイバル運転では、許可なく線路内に立ち入り列車に轢かれそうになったという事例もあります。たった1人の行動がみんなの行動というふうに見られるのです。だから絶対に辞めてください!

リバイバル運転に限らず、これからも多くの鉄道イベントが実施されると思います。しかしこれらのイベントの成功は、鉄道ファンの協力もあって初めて私は成功したと言えると思っています。だからこそ上記のお願いをしっかりと守ってもらいたいです。どうかご協力お願いいたします!

◎恥を知れ!◎
2003−8−15の毎日新聞インターネット版にこのような記事が載りました。
<鉄道記念館>見学者のマナー悪く公開中止に
 北九州市北九州市の門司港レトロ地区の新名所として9日開館したばかりの九州鉄道記念館で、貴重な屋外展示車両の車内設備が一部の心ない見学者に壊され、車内公開が一時中止されている。国内で唯一原型をとどめる戦前型の機械式気動車「キハ07」は、木製の窓枠がゆがんだほか、運転席のクラッチも折れかかり、修復中という。館を建設したJR九州と、運営する同市は見学者のマナー対策に頭を悩ませている。 同館の屋外展示車両は蒸気機関車、特急電車など8台。いずれも九州にゆかりある車両で、JR小倉工場や各地の公園などで展示保存されていたものをJRが現役時代の姿にまで修復し、同館に移設した。開館後は車両の中も自由に見学できるようにしていたが、開館翌日の10日に被害が見つかったため、修復までの間、車内公開の一時中止を決め、各車両のドアを封鎖した。
 このうち「キハ07」は木製の窓枠やクラッチの被害のほか、木製の床や座席シートの痛みも激しいという。強引にこじあけようとしたり、飛び跳ねたりしたことが原因らしい。11日からJR小倉工場職員が現場で修復作業を始めたが、当時の部品がなく難航している。 また、世界初の寝台特急電車「月光」は勝手に寝台が降ろされた上、シートも外されて、寝台部分が収容不能になった。「にちりん」のヘッドマークを付けたボンネット特急では、使用禁止のトイレが複数の客に使われていた。
 破壊だけでなく、蒸気機関車、電気機関車のデッキなど危険な場所に登って記念撮影する見学者も後を絶たず、チェーンを張ったが、乗り越えられるなどイタチごっこが続いている。展示の8両に対し、案内役の職員は2人しかおらず、数百人と予想した見学者も、夏休みの家族連れなどで1日約6000人と大幅に上回り、目が行き届かないのが現状だ。
 同館は一連の被害修復が終わった後、車内公開を再開する方針だが、運転席周囲を立ち入り禁止にするなどの制限も検討中。「各車両は貴重なだけに、興味だけでなく、愛情をもって接してほしい」と呼びかけている。
(毎日新聞インターネット版から)
 実は、自分が来訪した8/10にもそういう光景がありました。485系ボンネット車を線路下から撮ろうとしたのか子供をおろしてその親らしき人が下りようとしたら係員に「辞めてください」と注意したところ「何でおればかりいうんな、ホント腹立つ」と係員に逆上していました。この男性の前に何人かの人が下りていたから言ったのだと思います。また、記念館にあるC62−1の前の台に親が子供を立たせて記念撮影をしていたり、撮影が終わった後も子供をその前で遊ばせ自分は撮影が出来ませんでした。更に、581系月光の車内では昨年のリバイバルひばりと同様に座席部分の寝台が出されていました。あまりに酷い光景でした!自分は、ネットを通じて鉄道ファンのマナーの悪さを常日頃からホームページで公開していますが、今回はまさにファンが自分で自分の首を絞める行動を取ったのです。親も親です。SLの台の上に乗って遊ばせたら滑って落ちて怪我するとかどうして分からないでしょうか。本当にマナーがあまりにも欠落しています。もう本当に恥を知れ!!!!って言いたいです(激怒)新聞にもあるように一部の車両が公開中止になっているそうです。これから記念館に行く方、またもう行った方くれぐれもマナーをよく守ってください。m(_ _)m


今、リバイバル運転が面白い!−JRリバイバル運転Web site
   リバイバル運転シリーズ⑪ 特急「やまびこ」

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください