このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
遠野は岩手県中央に位置し、宮澤賢治で町おこしの花巻の東40kmほどのところにあります。山に囲まれたこの地は釜石と花巻を結ぶ地であり、かつ良馬の産地としても知られた町です。 京都に倣ったかのような、小規模ですが碁盤の目に仕切られた町並みになっています。前出の信仰の山である早池峰に全国から山伏が集まってきたため、各地の民話が集まってきたのだとも聞きます。これが代々お婆さんの語り伝えを経て、やがて柳田國夫さんの紹介する「民話の宝庫」遠野として全国へ広まっていったわけです。 大切な環境資源ということもあるのですが、「カッパ淵」や「続石」,「キツネの関所」,「コンセイサマ」など、あちこちに民話の舞台が残されています...が、『遠野物語』も読まない私は「鍋倉城址」へと向かったのでした。 | 遠野伝統「曲がり家」という形式の家屋も展示されていました。馬の住居と人のそれが一緒になっているそうです。 |
駅から南にのびる通りを突き当たれば、そこが南部神社の入り口です。南部神社への坂道を登れば、そのまま山頂の城址へと辿り着けます。ちなみに南部神社への入り口手前には、図書館と併設され遠野市立博物館が建てられています。遠野に伝わる民話のほか、人々の暮らしや自然の移り変わりの様子が展示されています。 さて神社参道入り口に鎮座まします阿吽の狛犬たち。この土台裏を見ると、こんな文字が刻まれていました。「富士登山記念」・・・え〜、そういうもんなんでしょうか。詳細な背景まではわからなかったので、そういうこともあるのだなぁと記憶しておきましょう。 | |
それでは、鍋倉城跡での写真を見てみましょうか。
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