このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください


3日目 〜納沙布を巡って〜

22.釧路湿原

6時前からゴソゴソと動き始める。
海に面した部分に市街地が集中する釧路は、その北に巨大な湿原を擁している。どうやら保護のため、車での進入を制限しているようなので、この高台から東に向かって湿原を展望。

う〜ん。やっぱここからだと、よぅ判らんね。(^^;


[釧路湿原なのだ]


[鈴貸します]

23.出没

そこで遊歩道へ歩を進めてみる。途中に設けられた何箇所かで、もう少し近くから湿原を見渡せるとの説明書き・・が・・・、

「クマ出ます」

の説明文。へへ、へへ、だ、大丈夫さ。きっと。ずんずんと1人で奥へと入って行くものの、しかし顔や手足に絡み続ける蜘蛛の糸、巣の数々に閉口し、

「今日はこのへんにしといたろ」

そそくさと来た道を戻る情けない男の姿がそこにはあった。
そんなワケで、湿原はまたの機会にとっておくとしよう。朝のラッシュに揉まれつつ、釧路の街を後にした。


[翼をください、カモメさん。カモメさん]

24.最果ての稚内

釧路の東に位置するまち厚岸(あっけし)にて休憩す。
ある疑問が頭に浮かんだ。「はて、今日は何曜日だっけ?」

手近に新聞も無かったため、少々不安ではあるもののこれまでの行動を指折り数えてみる。
火曜日だっけ?
いや、もう少し走ったような・・・でも泊まったのは、まだ1泊だけっしょ。あれ?
指折り数えて、1,2,3...1,2,3。
どうやら今日は3日目(=水曜日)らしいな。だとしたら、今日を入れても残りは3日。入れなきゃ2日。いやな想像が頭を擦める。

(1) 稚内へは行きたいよね
(2) 稚内から函館まで1日でゆけるだろうか
(3) いや、無理だ。最低2日は要るだろう
(4) どうやら必要な計算式が判明したようだ
(5) 3−2=1

んが〜!!!
残り1日で稚内、もしくはその近く迄行かねば『計画頓挫』じゃないかっ!

25.士別って知ってる?

そんなわけで、ワシは少し狼狽していた。
 ⇒ ここで地図を再確認してみよう!

地図を何度見ても魅力的な地の連続に、私の心は揺れる。東の果ての納沙布(のさっぷ)岬にも行ってみたい。知床半島だって、あそこも、ここも。千千に心は乱れ、

「よぅし、ここだ。し、士別? ここに決めた!」

ビジネスホテルガイドの掲載より、北にありそうな土地を適当に選択してしまう。果たして士別まで今日中に行けるのか、行けないのか。どれほど遠い場所なのか。あまり近そうに無いことだけは 間違いないようだ。連休でもないこの時期だけに、宿はすんなり確保。休憩終了、出発だ!

そして納沙布目指して!


[霧の大地を東へ東へと]


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