いきなりだが酒田からである。
山形県も北方の、秋田の近くに酒田市はある。中東でも大ヒットという、あの TV ドラマ「おしん」の撮影が行われた地としても有名だそうだ。観光案内所のおっちゃんがそう教えてくれたのだ。尤も私は「おしん」を一度も見た事が無いだけに、そうでなんですかという非常に無難な回答をしてしまった。撮影に使われた宿は現役なのだとか。
街を歩くと、どうやら港町として古くから栄えていたらしく、旧家跡も市街地に残されていたりしていた。
今回の旅のレポートは、ここから始めるとしよう。
[酒田の港へと続く川沿いにて]
[宿前にて]
「・・・なんで千葉から九州へ行くのに、東北なんて向かってんのよ」
ごもっともである。
回答から先に言えば、寄り合いがあったからなのだ。別の表現をするならば、ダブルブッキング。ついうっかりの結果なのだ。
山形の酒田にワンタン麺を食いに行こうと誘われていたのだが、それと九州行きが重なってしまっていたのだ。まさか 4/26 というのが、G.W. だなんて思わないじゃないか。カレンダーなんて飾ってあるだけなんだから。
とにもかくにも、徹夜明けの 4/25 の昼下がり、私と F 君はせっせこ国道 294 号を使い北を目指したのでした。
酒田集合は 4/26。前日の 25 日に米沢に宿をとり、翌日時折激しく降る雨のなか、酒田へと向かう。
それぞれ集合の面子が、東京，愛知とばらばらなため、12 時の集合予定時刻なんてあってなきがごとし。顔を合わせられたのは、すっかり日も暮れようかという時刻だった。このメンバーの場合、毎回こんな感じなので、特段驚くような事では無い。今回強いて驚きのポイントを挙げるとするなら、私が一番に到着した事だろうか。（ええ、いつも遅刻なんですわ (^^;）
そんなこんなで宿に着くやメシはなるべく遅くとることにして、ワンタン麺を食べに行く。もちろん宿の夕食はその後で平らげますとも。
お店の名は満月。注文のほぼ全てがワンタン麺というだけあって、透き通るようなぬるりとした絹ごしというのだろうか、久方ぶりに美味しいラーメン、ん？ワンタン麺か、に御満悦。
[これが「満月」のワンタン麺]
[ばびゅーん、快適です]
そいでもって翌朝。
ひと組は北へ、もうひとりは南へ、そして残る私と F 君は西へ西へと旅を続けるのであった。
本州の日本海側を走るメイン国道は 7, 8, 9 号である。青森から新潟までの 7 号。そして京都から山陰を走るのが 9 号で、その間が 8 号ということになる。
左の画像はまだ 7 号を走っている頃のもの。
海水浴シーズンは混雑するだろうし、冬は積雪で大変かと想像するものの、この時期は至って快適ドライブが可能である。
信号も少ないため、どんどんと距離がのびる。今夜は福井辺りまでの予定だ。到着が何時になるか判らないので、宿はとっていない。さてさてぷん。