このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください


05/01

「橋三昧とかるかん」

05/01



[ハグロハバチ(かな?)]

早くもちょっと休憩。
カメラを片手に辺りをぶらついてみると、シロツメクサにハグロハバチと思しき虫が乗っていた。撮影。

じっとしゃがみ、静かに、ぼぅっとする。
すると意外に多くの気配が、山間の空き地を満たしている事に気づく。動いている時は、きっと自分の身体がたてる音にはならない音で、周囲の情報は遮られているのだろう。こうして1〜2分座り込むだけで、羽音や風が揺らす葉のざわつきの大きさに驚く。

「そろそろ、出発しよか。F 君」
ひとり旅だと、車にだって話し掛けるのだ 。

舗装はが悪いわけでもない。暗いわけでもない。ただ傾斜とカーブの連続に、やや辟易しなくもない。国道 445 号はくねくねとどこまでも続いていた。

着実に標高が上がっている事が判る。
「ねぇ、まだぁ〜」
そんな MG-F の声が聞こえて来そうだ。主に2速で、時にはもっとも低いギア1速で上がる瞬間もある。気づけば油温が上がっている。

「おお!」
ちょうど峠の頂上に達したのだろう。展望台の案内板だ。
「少し冷やしてからにしようか」
15km ほど上りっ放しだったんじゃなかろうか。


[国道 445 号・二本杉峠展望台にて]


[轟公園の吊り橋(だっけ)]

温度が下がるのを待ち、今度は谷間を下る。ほとんど対向車が無い事が救いの道幅の狭さだが、全く現れないとそれはそれで不安になる。
今何時くらいだろう。時計を見ると、12時半。途端に、

「腹が減った」

不思議なもんである。お昼時だと気づいた瞬間から空腹感に襲われる。と言っても、この山中ではなぁ。

そんな私の腹具合を見越したかのように、立て続けに食堂が。最初の店は気づくのが遅れ通り過ぎ、2軒目もあわや行き過ぎそうで、バックで坂道を駈け上り戻る。
吊り橋そばの食堂に入り、食事を注文。

 ・川魚の塩焼き
 ・短いそばの入った汁
 ・山菜のお漬け物
 ・平家豆腐(ちょっと固めの豆腐でした)

他にも何品かついた、派手さはないものの美味しい食事を頂きます。ふぅ〜、救われた。
旅を続けよう。


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