このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください


05/02

「火の国・神話の国」

05/02


 


[宮崎シーガイアにて]

本日も快晴だ!

宿を出ると、フェニックスが植えられた通りをあちこちに、市内を走り抜けると宮崎シーガイアと示す看板が現れて来た。
「まだやってたんだっけ?」
どこかで経営がどうとかってニュースを見かけた事があるので、看板だけかと思いきや、まだ頑張ってらっしゃいます。
ゴルフとか高級ホテルとか、私には余り縁のなさそうな場所ではありますが、それだけに「パシャ」と記念撮影。

「ところでこんなにのんびりしてて、ほんまに約束の時間までに帰れるんかいの」
福岡で待つ副島さん御夫婦の顔が浮かぶ。
「たぶんね」と言い聞かせつつ、本日の目的地(正確には福岡までの道すがら)である高千穂峡を目指すのだった。
出っ発〜!

門司から福岡や熊本を経由し鹿児島へと向かうのが国道 3 号。九州の西側幹線道路である。
対する東側を、大分,宮崎と経由して鹿児島へと向かうのが 10 号。やっぱ幹線道路だけあって、ちょっと町中に差し掛かると混雑にぶつかる。
「う〜ん」
しかし渋滞も良いもんだ。出発前に地図を見てこなかったので、この間にチェック!
「これは!」
この国道の約 2 km ほど西に、裏道らしき農道を発見。次の交差点でさっそくターン。

これがもう快適。
全然信号はないし、ほとんど走っている車もない。だからと言って飛ばし過ぎはダメよん。田植え等の農耕車には気をつけて、たとえ制限速度でも信号に邪魔されないだけで、気持ち良〜ぃ。
道をどんどこ北上。日向市で一旦 10 号に戻るが、再び国道 388 号〜市道で山越え、国道 218 号へ至る。高千穂への道だ。


[タテハ系の蝶ですね。高千穂峡にて]


[宮崎県高千穂峡にて]

さすが観光地& G.W. まっただ中。
駐車場が満杯です。

頭に来つつも、正直高千穂は見てみたかったポイント。
「何とかならんか」と、地図をじっと目を凝らして眺めてみれば、どうも裏側から=いわゆる国道側ではない方向からも、高千穂峡へと道が繋がっている。「はて、行けるんかの?」

正解は発送をもってピンポ〜ン♪
なんと、直ぐ目の前の駐車場へとズームイン、OK。なんだか判らない表現ではあるが、無事有料駐車場に止められたのでした。

奇岩絶壁の織り成す渓谷。これだけ観光地として宣伝されていて、御覧の画像のように水面にはボートたっぷりな状況をかましつつ、それでもどこか幻想的な光景を見せてくれるのは凄い。うむうむ、来て良かった。

「それにしても」
お土産に買った日向夏を頬張りつつ、国道 325 号沿いのパーキングで思う。

高千穂と言えば、古事記神話の高天原だとされる地名の1つだ。高い千の穂。当てられた漢字の意味で解釈するなら、標高高く実り豊かな場所だろうか。しかしそんな高い場所で農作物が?
鹿児島の霧島辺りを地図で見ていると、高千穂高原なる場所がある事に気づく。漢字はめでたいものを当てただけなのだろうか。「たかちほ」という音に。

実際に高千穂峡を歩いてみると、「籾を蒔いてもいないのに稲が生える」伝説とかが紹介されているではないか。やはり漢字にも意味がったのか!?
(少なくともこの伝説ができた時期、既に稲作が特別視されていたとは言えそうだが)

今でこそ国道も整備され、モータリゼーションの恩恵を全身に、こうしてあちらこちらを旅してまわっていられる。現代人とは距離感も時間感覚も異なるとは言え、こういったアスファルトの道路がなかった頃、ここは決して辿り着き易い場所ではないように思われる。邪馬臺国から飛鳥、京都、江戸、東京。いつの頃からなのだろう、この高千穂峡が有名になったのは。
何れにしても神秘的な光景は、原始の荒々しさと人ならざるものの力を強く印象付けたことだろう。神話の舞台にはふさわしい場所。

ここには天照大神(あまてらす)が隠れ地上が暗闇に包まれたという、知らぬ人はいないであろう有名な日本神話の天岩戸神社もある。他にも沢山の地名が天孫降臨の神話に関係しているようだ。
「なるほど、ここがそうなのかぁ」
高千穂峡の美しさを思い出しつつ、この時はただ単純にそう思っていた。
帰りの京都であれを目にするまでは...。


[阿蘇への途上で、日向夏を食す]


次へ

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください