このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください


05/03

「さらば九州、大橋そして萩」

05/03



「どうか道中の安全をばお願い申し上げます(ぱんぱん)」
(福岡県宗像神社にて)

今日で 9 日目。そろそろ帰らないと、会社に申請している出社日に間に合わない。
今回の旅の九州最終日である。

副島さんの家には九官鳥の「九ちゃん」がいる。近付いて顔を見てみると、黒い瞳が綺麗で、
「何か頭良さそうだなぁ」
というのが正直な印象。
試しに指をゲージの隙間から差し込んでみると、ガシガシと反撃を食らった。ワイルドさも持ち合わせているようだ。(^^;

昨夜も副島さんと Pat Metheny のライブ映像を見てて、その間奥様はお風呂に入っていたのだが、頻りに、
「きゅ〜ちゃん、きゅ〜ちゃん」
と自分の名を呼んでいた。あれは寂しかったから? なんて想像してみたのだが、はたして真実そうだったのかどうか。

特段仲良くなったわけでもないけど、そんな九ちゃんともお別れ。
副島さん御夫婦に見送られながら、福岡を後にしたのだった。
『お世話になってしまいました〜』
本当にありがとうございました (^^)/~

帰りの関門海峡では大橋を使う予定だ。
よぅし、小倉,門司を目指して国道3号線...のつもりが脇道に逸れ、津屋崎から海(玄界灘)を眺めたり、大きな神社(宗像神社)で F 君安全祈願。

国道に戻ったのは、八幡に差し掛かろうかという辺りで、ここまで戻ってくると道に車がバンバンと走っている。門司港 IC から大橋にのるわけだが、ここから先の国道 3 号は段々と脇道が減り、あったとしても最終的に橋かトンネルに集中するため、到底混雑は避け得ない。1つは山向うの門司南側からまわるルートだが、やや大回りになるので見合わせた。そしていつかは必ず訪れるであろう渋滞へと向かってひた走る。

やがて八幡駅前を過ぎ、交差点からふと左に視線をやると、
「スペースシャトル!!」
あれはスペースワールドじゃないか。国道を逸れ近付いてみると、ジェットコースターから嬌声があがっている。ほほぅ、稼働中のようだ。最近どうしてるのかなぁと思っていただけに、がんばれっ。意味不明な応援をする。


[福岡県スペースワールドを眺め]


[帰りは関門大橋だ!!]

さて時刻はお昼時、予想通りの渋滞に。
「う〜ん、このままだと、さらに真っ黒だよ」
メラニン色素が常に臨戦体制をとっているのか、私は容易く色黒になる。今回の旅のなかでも、天候に恵まれた福井〜実家間たった1 日で、肌色既に Black & Red になっちゃうんである。

かつてプリンプリン物語というNHK 人形劇があったことを思い出した。たしか適役女性キャラが劇中で歌っていたのが Black & Red〜、Black & Red〜♪。

「え〜ワシ、悪 (Black) と血 (Red) がイメージカラーなの〜?」
とひとり突っ込みつつ、とにかく道中連日の好天のお陰により、もはや日本国籍のパスポートをとれるのか不安なまでの黒さになっている私なのでした。

じりじりと前進を続け、ようやく門司港駅に到着。もう安心。往路で一度走っているので、なんとなく判る。少し脇に入りトンネルへの渋滞を回避すると、一気に高速道路への料金所を目指し坂を駆け上がる。

遂に関門大橋のお出ましだ!!
350 円也。

あっちゅう間である。
橋向うの下関 IC 料金所まで、ほんの数分間の空中旅行。そして一般道へ出たまでは良かったが...あ〜...ドキドキドキ、あ〜標識に、どきどきどき、
「↑関門トンネル」
って書いてある。進行方向トンネルって。
「うそ!マジ?うそ!マジ?」
無意味な叫びが口から漏れる! 戻っちゃうの〜?

御安心を。次の標識には「↑下関」が付け加わります。しかし直進下関と言われてもピンと来んなぁ。何故ならここも下関なんだから。「本当に大丈夫なんだろうねぇ」仕方なく進むうち、右側の車線だけが混雑して、どうやら市街地へは左車線を走れば良いみたいだ。
「ふぅぅ、心配させやがって〜。トンネルさんは渋滞だねぇ。こっちはおほほっほ〜」
行く手の市街地も混雑しているとは、夢にも思っていないワシであった。

「ひょええ〜」
たとえ1キロ程だったとは言え、予想していなかっただけにツラかった。渋滞の市内を抜けると、国道 191 号は再び快走路へと戻る。
さて今日はどこまで行こうか?
「米子...うん、米子くらいまでは行けるっしょ」
宿に予約を入れ、後は東へ東への快適ドライブを再開する。今回は車中泊がないなぁ。

豊浦町に入る直前。1つの標識が目の前に登場。
『←本州最西端』
行かねばなるまい!
ウィンカー点灯。チッカンチッカン。(右画像参照のことよ)


[本州最西端(山口県下関・毘沙ノ鼻より)]


注記:実は真の最西端へと到達するには、足元に生い茂る緑のなかを行かねばならないそうです。そのためには管理事務所に届け出る必要があります。今回は展望台からの眺望をご堪能ください。(^^


次へ

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください