このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください


列島巡り〜 「四国へ行こう!」


[う〜んと、これどこだっけ?]

3.大山

夜が明けた。
「さて、今日はどこまで行こうかな」
あれ?あれれ?
「...」
やっぱ、あれれ?イタク、ナイ。

歯の痛みがすっかり失せていた。まるで嘘のように。(正確には鈍い痛みが残っているが、この際それはないものとする、いや、した)

できる!
これでドライブを続けられそうだ。
薄曇りのなか、私はアクセルを踏み込む。

天橋立を脇目に、舞鶴からずんずんと西へと進む。

昨夜は痛みを越えた、なんだか全ての感覚が麻痺したような意識も朦朧としたなか、どうやら会社の同僚宛てにメールを送っていた。

『歯が痛いです。痛みにはサントリーのウーロン茶が有効なのですが、1つ分からない事があります。どこでしょう、ここは?』

なので、今朝ももう一通送っておく。

『場所が分かりました。舞鶴のようです。さっき目にした看板に書かれていたので。ごきげんよう』

とても成人男性が出すメールとは思えない。(^^;

そして今、MG-F と私は鳥取市内にまで達していた。


[おっと、右手は鳥取空港だ!]


[白兎神社の鳥居。薄らと日本海がうかがえる]

因幡の白兎をご存じだろう。
鳥取市内の西の外れに、神社がある。白兎神社である。もちろんあの兎のである。

日本人は無宗教な国民だとよく表現される。しかし日本のあちらこちらで目にする神社や鳥居,祠を、もしも自分が異国から訪れ目撃しているのなら、とても信心深い国民だと報告するだろう。車で10分もせず通り過ぎる山裾に、2つも3つも鳥居がある事も珍しくない。これに仏教寺院にキリスト教会を加えてみるなら、決して無宗教とは誰も思わない。

だって、ざっくり言っちゃうと、ここなんて兎の神社なんだから。それを聞いた異国の人はどう感ずるだろう。

お昼を過ぎて、徐々に空が晴れてきた。

先程電話で宿もとれたし、今夜は松江です。

あちらこちらで写真を撮っては先へと進む。鳥取と言えば、前から眺めたかった山があるのだ。それが本章のタイトルになっているのだが、果たして読み方がお分かりだろうか。(中国地方の人には簡単すぎるよね?)


[コスモス]


先へずんずん

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