このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください


列島巡り〜 「四国へ行こう!」


[彰古館]

そこには彰古館呼ばれる資料館が、紅葉を背に静かに佇んでいた。

入ってみよう。

入り口を潜り目に飛び込んでくるのは、夥しいほどの大黒様大黒様大黒様。彫り物から扇へ取り付けられた仮面様のものまで、古今東西の様々な人たちの手によって作られたであろう大黒様(大国主命)が展示されている。

正直「ぎょっ」とした事を憶えている。


[彰古館の内部をちらっ]


[見てるこちらを愉快にさせる]

異様な空気のなか1つ1つに目を凝らしてみると、これが実に表情豊かだ。しかも基本的に皆笑っているため、当初感じた違和感が霧消してゆくのを感じられるだろう。
大きな口を開け、色んなポーズをとった大黒様が正面を見て笑っている。まるで TV で見るサッカーの W 杯応援団を彷佛とさせる。手にした小槌を振り上げ、びっしりと目の前に視線をやる姿、姿、姿。日本チャチャチャである。

2Fもあるようだ。

上がってみると、各種文献に大国主大神縁起絵巻物の展示されていた。先ほどまでの W 杯浮かれ気分から一転、空気は学校のようなものに変わっていた。


[文献あり]


[古い楽器あり]

文献だけじゃない。八雲琴や雅楽の楽器や式目(楽譜)もある。

他にも絵画や復元した柱なども置かれてある。説明に拠れば、出雲大社本殿は高さ十六丈(約四十八メートル)だったという。本殿を支える柱は九本あり、図面にはいずれも大きな円形の内に三つの小円形(先ほどの石畳に描かれていたピンクの円印)が描かれており、1つずつの小円が柱材で大円はそれを緊縛した鉄の輪(金輪)を示していたそうだ。直径3m程か。かつてテレブアニメで楽しんだ、巨大合体ロボ並みの高さだ。

いや、巨大ロボに喩えても、ちっとも大きさが実感できないか。

出雲、そして伝説とくれば、素盞鳴尊だと八岐大蛇の話だろう。

酒で酔ったところをダンッという話にちなみ、酒樽にまとわりつく大蛇(おろち)が精巧に作られていた。

とてもカッコいい!


[酒樽あり]


さて、そろそろ移動を始めようや (じゃないと間に合わん)

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