このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください


  【座椅子考】
【座椅子考】#1 座椅子は不思議である。 椅子ってのは座るために作られているのに、何故わざわざ「座」ると念を押さねばなら ぬのか。  『折り畳み回転座椅子 特価 2980 円!』 暖かな陽射しの下、縁側でのんびりと新聞を捲る時間は何故かくも心地よいのだろう。 広告に踊る安売りの文字を前に、私の脳は思考の翼を広げ始めた。 広告に載っているのは折りたためて腕をのせる肘つきモデルだ。本当に安いかどうかは 判らぬ。何故なら、世事に疎い私ら学究の徒には預かり知らぬところだからである。 しか〜し、現実世界を研究する我々が現実から目をそらすとは是如何に! 口に運ぶはずの湯飲みを道半ばで停止させたまま、私の思考はその回転速度を高めてい った。 それでは一緒に座椅子について考えてみよう。 何故座椅子には座るとつけられているのか。今回のこのテーマを調べるには、椅子と座 椅子の違いについて考えるのが良いだろう。 先ず外見を一瞥。明らかな違いは「脚の有無」である。その他の部分で大きな違いはない。 次に機能として「座る」に焦点をあててみると、椅子には腰をかけるが座椅子では腰を 下ろす点が異なっている。 これだけだなのだろうか。些末な部分も含め観察しても、しかし得られる両者の違いは 概ねこの2点を逃れるものではないようだ。 この2点の違いで座椅子の謎を解明できるのだろうか。考えを進めてみよう。 庭に植えられた梅の捩じれたような枝の上に、茶色い翼の雀がとまった。                                [
続く
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