このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
【古事記考】 <神代その1> 〜天地開闢から天の石屋戸まで〜 (2/3) 悲嘆に暮れる伊邪那岐くん、「よし!黄泉の国へ行って連れ戻してくるぞ!」あの世へとお出 かけです。 「わかったわ。ちょっと黄泉の神様と相談してみるから、その間こっちを見ないでね」 妻の言葉を頼りにじっと待つ彼でしたが、やはり彼も神の子です。待てません。櫛の歯に火を 灯し、目撃してしまうのです。蛆にたかられた妻の顔...。 「どっひゃ〜!」 もちろんダッシュで伊邪那岐くん、猛スピードで逃げ出します。 逃げれば追うのも自然の摂理、と伊邪那美も怒り後を追います。 「あんなに約束したのに、私に恥をかかせたわね〜っ」 その姿は次のように紹介されています。 『頭には大雷居り、胸には火雷居り、腹には黒雷居り、陰には拆雷居り、左の手には若雷居り、 右の手には土雷居り、左の足には鳴雷居り、右の足には伏雷居り』 一体どういう状況なのでしょう。 いつの日か映像化できる時はくるのでしょうか。私には想像もつきません。 ともあれ、黄泉の国と現世をつなぐ道を大石で塞ぎ、伊邪那岐は逃げ切るのでした。 この時、石を間にして交わされる伊邪那美との有名な約束がこれです。 伊邪那美:「こうなったら、毎日1000人の人間を殺してやるわ!」 伊邪那岐:「君がそうなら、こっちは毎日1500人の人間を産んでやる!」 それから幾星霜、世界的人口増加に悩む世がやって来ようとは。生きるって難しいですね。 [ 続く ] |
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