このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください


  【水前寺考】
【水前寺考】#2 「先生、昨日降った水前寺くんが湧いてま〜す」 全日に降った水前寺くんが今湧いている、という場合である。 そんな事があるだろうか。まず考えられない。 では、これはどうだろう。 「刑事さん信じて下さい。水前寺くんは降って湧く生活を送ってきたんです」 「今夜の水前寺くん、なかなか降って湧きませんねぇ」 「俺、昨日降って湧いたんだ・・・」「す、水前寺くん?」 はたまた実況アナウンサーが、 「今まさに水前寺くんが降って湧きつつあるのです。お〜っと、水前寺くん湧いた、湧いた!」 等と言おうものなら、抗議問い合わせの手紙殺到である。 何れの場合もしっくりとこない。現在進行形を用いてもダメだ。どこに問題があるのか。 「降って湧く」ところなのか、それとも「水前寺くん」に問題があるとでも言のか! もうすこし続けてみよう。こういった表現ならばいかがか。 「先生、振り向いたら水前寺くんが降って湧いていました〜」 う〜む、いま少し.....大体が、降った後で湧いちゃうようなものって何なんだ! 虫や黴だって、降って湧いたりしないぞ。 ふ〜、いかん、少し興奮したようだ。 考察は冷徹な論理の上にこそ成り立つのだ。冷静に、心静かに、さぁ続けよう。                               [
続く
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