このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
【時差考】#1 「夕焼け空は何故赤いのかなぁ?」 私、一文字は思っていたのであります。いとこの女の子に聞かれて答えられなかったんですよ。 でも、博士に聞いてもつれなくされるんだろうな、きっと・・・。 博士は先週海外へ行っていたようです。 なんだか曖昧な表現になってしまうのも、肝心の行き先を聞いても「どこか分からなかった」と、 にべもない返事しか返ってこないから。 「時差ぼけするほど遠くだったんですか?」 どこか分からないなんて、まさか拉致? やはり気になります。 「時差ぼけか...ないな。ところで、時差って誰が考えたんだろうな」 「はぁ?」 私達はお昼の定食を腹に収め、のんびり庭の芝生に腰掛けて空を見上げていました。心身共に、 のどかな昼下がり。 「時差はですね...」 1884 年:当時のグリニッジ天文台を基準に計算 「地球1周360度を24時間で割り、結果15度ずつで1時間の標準時に」 1885 年:アメリカはワシントンにて国際子午線会議開催 「英国のグリニッジ天文台を通る子午線を世界の経度の基準(本初子午線と言うらしい) として採用。かつ世界の時間は24時間とする」 1886 年:東経135度(兵庫県明石市通過)を日本の標準時子午線と決定 1888 年:上経度を日本の標準時子午線とする法律施行 ちなみに南北に走る線を子午線と呼ぶのは、方角を表すために干支を用いたためです。 それによると、子(ねずみ)が北で、午(うし)が南になるのです。午前/正午/午後も、つまりは 太陽が午=南に位置するよりも前/ぴったり/後を意味しているわけです。 [ 続く ] (※ 参考資料:知ってトクする時と時計の最新常識100 [織田一朗著/集英社刊]) |
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