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15.甲府<1>2004.06.12〜13

<12日>

▼サントリー登美の丘ワイナリー(双葉町)

行く予定に入ってなかったのだが、道路に掲げられていた看板に誘導されてついつい来てしまいました。こういう場所がある事は知っていましたが、いざ来てみると大掛かりな施設に驚くと同時に、自宅から数分走った所にこんな素晴らしい場所がある事にも驚いた。さて、ここはサントリーがぶどう栽培からワイン醸造まで一環して行っている場所であり、昨年行った「ウイスキー蒸留所」同様、一般に開放している施設です。せっかくなので見学ツアーに申し込みました。見学後は、施設内をぶらり一周。曇り空だったのが非常に残念ではありましたが、晴れていれば最高の気分を味わえるでしょう。ところで、前から疑問だったサントリーのマーク(写真上中)ですが、「響」という文字をデザインしたものらしい。なるほど〜。

▼能泉湖・荒川ダム(甲府市)

昇仙峡の北側に位置する湖。石垣を積み上げた様なダムです。なかなか迫力大でした。

▼昇仙峡ロープウェイ(甲府市)

昇仙峡に着いたのは17時前。散策する時間はなかったのでロープウェイだけでも乗る事にしました。
上の駅のすぐ横には「八雲神社」がある。祭神は須佐之男命(スサノオノミコト)と櫛名田比売(クシナダヒメ)の夫婦神。(最近、『古事記』に興味を持った為、神社に少々敏感になってしまいました。ちなみに、櫛名田比売とは、須佐之男命がヤマタノオロチより守り、結婚した妻です。)また、先程行った荒川ダムの全貌が見渡せます。景色は絶景。

▼酒折宮(甲府市)

再び『古事記』ネタ。ここ酒折宮(さかおりのみや)は、倭建命(ヤマトタケルノミコト)が父、景行天皇の命で、東国征伐の任を終え、立ち寄った場所です。この場所で倭建命が歌を詠んだのに対し、焚き火をしていた老人が返した歌を誉め、甲斐の国造に任命したという伝説が残る。『古事記』にまつわる山梨県唯一の場所です。
「地図と歴史はリンクする。」最近の思う事です。歴史を知れば、地理に対する興味や理解も深まります。学生時代にはない活きた勉強をしていきたいですね。

▼竹の湯(甲府市)

酒折宮から一番近い温泉を探した。「栄湯」という温泉が廃業していた為、次に近いここに来た。昔ながらの銭湯という感じ。蛇口から出る、水も温泉水という事に驚いた。ここのおばちゃんは話好きで、色々な話をした。番台から脱衣室、浴室がまる見えの少々照れてしまう温泉です。(^ ^ ;

▼自宅(甲府市)

今回は、甲府を廻るという事で、宿泊場所をあえて自宅とした。この日の夜は、先日購入したDVD『風林火山』の後編を見た。次の日のツーリングの予習…という訳ではありませんが、甲府を廻るには欠かせませんよね!

<13日>

▼自宅(甲府市)

夜は雨が降っていました。次の日も雨かなぁ…と思いながらついつい昼過ぎまで寝てしまいました。しかしカーテンを開けると眩しい光が部屋に射し込みました。不覚!!つ思いつつ、支度をして出発。そうこうしている内に13:30過ぎてしまいました。

▼御岳そば せん(甲府市)

昇仙峡の市営駐車場近くにあるそば屋さん。そんなにお腹が減ってなかったが残念ではありましたが、独特の味わいでかなり美味しいそばでした。

▼昇仙峡(甲府市)

山梨に引っ越してきて1年2ヶ月。ついに来ました昇仙峡。甲府市にあって甲府らしくない景色を展開する山梨県随一の名勝です。その見所はなんと言っても渓谷美。渓谷沿いには歩道が完備されており、下の天神森から上のロープウェイまでは、徒歩約1時間半ぐらいです。秋は紅葉で観光客が溢れるという。必見です。
(写真左上より1.トテ馬、2.羅漢寺橋、3.荒川、4.覚円峰、5.石門、6.仙娥滝)

▼昇仙峡ロープウェイ七宝美術館(甲府市)

海外へ流出していた明治期の作品を中心に、約150点の七宝が展示された美術館。凄いとは思うがどうしても興味は持てませんでした。ただ、七宝という物がある事を知ったのはよかったかなと。

▼昇仙峡影絵の森美術館(甲府市)

藤原清治という影絵の巨匠と、『裸の大将』で有名な山下清の貼り絵を展示する美術館。さらにこの日は、漫才師の内海桂子さんと、『ゲゲゲの鬼太郎』で有名な水木しげるさんの特別展示を開催しておりました。普段あまり触れる事のない影絵ですが、たまには良いもんです。

▼千代田湖(甲府市)

前から話だけは聞いた事があった、市街地近くの湖です。せっかく通ったので写真を1枚。

▼甲斐善光寺(甲府市)

川中島の合戦で長野の善光寺焼失を恐れた武田信玄が本堂を移す為に建立した寺。本堂は国の重要文化財に指定されているらしい。

▼武田信玄公墓(甲府市)

武田神社の近くにある、その名の通りも武田信玄のお墓です。かつての国主を偲んで建てられたお墓。もって華やかに飾られているのかと思いきや、住宅地の一角にひっそりと建てられています。甲府に住んでいるならば一度は行かなくてはなりませんね。

▼武田神社(甲府市)

武田信虎、信玄、勝頼が親子3代に渡って住んでいた、武田氏館跡に建てられた神社で祭神は人物神、武田信玄。城を持たなかったという武田信玄ですが、攻めの武田は、城を持つ必要がないという事だろうか。信玄の命日4/12に行われる信玄祭は大賑わい。(行った事ないけど…)

梅雨の最中にありながら、幸運にも雨に当たらず天気に恵まれたツーリングでした。自宅の周辺を走っただけなので、ツーリングというのも変な気がしないではないですが、近くても良いところがたくさんあるという証明にもなった回です。近所だからこそ地理、歴史とともによく学ばなくてはならないと思うんです。

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