このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
今回は茨交(茨城交通)の旅です。
茨城交通は茨城県の勝田と阿字ヶ浦の間14.3kmを結ぶ地方私鉄ローカル線です。
上野駅17番線ホームにはもう既に「スーパーひたち11号」いわき行き が入線していた。そそくさと特急列車専用改札
を通り売店で毎度お馴染みの。「駅弁」とお茶を買い「スーパーひたち11号」が
待つホームへと向かう。「スーパーひたち」に使用される車体は651系で真白
いボンネット・スタイルで「タキシードボディー」と呼ばれている。車両前面には大
きなLED表示器があり「スーパーひたち」や「OO号」や行き先を表示できる。 6
51系はJRの在来特急の中で初めて最高速130km/hを実現した車両で上野〜
水戸間を最速約1時間で走る。
(列車の最高速度は線路の線形・踏み切りの種類や有無・車両のブレーキ性能
【非常ブレーキを掛けて600mで止まれる速度が最高速度になる】によって法律で 『スーパーひたち』
決められている)今回乗車する「スーパーひたち」の他に「フレッシュひたち」が交互
に30分ヘッド(間隔)で走る。「スーパーひたち11号」は1号車〜7号車までが仙台
行きで8号車〜11号車までがいわき行きの11両編成で1〜5と10・11号車が指定
席5号車はグリーン車6・7・8・9号車が自由席。「ひたち」系統の列車は結構ビジネ
スマンの利用も多く満席に近い事が多いのでおいらも指定席を用意。おいらはタバコ
を吸うので10号車の喫煙指定席へ。(*もし自分が乗る列車の指定席がみどりの
窓口で満席になっていたらとりあえず自由席で切符を買って乗車して自由席が座れ
なかったら車掌さんに頼んでみると良いですよ。大体車掌さんは1〜4席分の座席を『フレッシュひたち』
確保している。これは窓口で重複発券などの場合がある為)
9:00ジャストに上野駅を出発11号は上野を出ると水戸・勝田・東海・常陸多賀・日立・磯原・植田・泉・湯本・いわきの順に停車
する。 「ひたち」を(JRの特急全般に言える事)利用の際は列車によって停車駅が違うので要注意!!上野をでた「スーパーひた
ち」は日暮里まで東北本線と併走し日暮里を過ぎると直ぐ右に大きくカーブし「京成電鉄」をアンダークロスして常磐線に入る。 常磐
線も北千住を過ぎると線形も緩やかになるので130km運転に入る。 おいらが今回上野駅で買った『駅弁』は『うなぎ弁当』。 この
弁当は売店でずっと暖めているので食べるときもホカホカしている。常磐線の各駅停車をあっと言う間に抜き去り弁当も食べ終え
た頃には利根川を渡り取手を通過。さあいよいよ常磐線の「目玉」が近付いてきた。 「目玉」は何と言っても『デットセクション』の通
過。『デットセクション』とは電車に利用する電気には大まかに分けて2通りあって交流と直流がある。 常磐線は上野から取手の先
までが直流でそこから先が交流になる。(取手—藤代間)切り替える場所に駅にすればその駅で電車を交換すれば良いが結構手
間が掛かるのと一々お客さんに乗り換えてもらはないといけない。これでは「サービスが悪い!」となってしまう。そこで考えられた
のが電車に直流と交流の機器を塔載してしまうと言う事で出来たのが交・直両用電車。これならば走行中に機器を切り替えればO
Kと言うことなのでこのタイプの電車が普及した。 但し切り替える場所には無電区間が存在してこの「無電区間」の事を『デットセク
ション』と呼んでいる。電車は架線から電気を取ってモーターが駆動したりクーラー・ヒーター・車内照明・ブレーキの一部など様々
な部分で電気が使われているが当然この「無電区間」を通る時には架線は有るが電気は通っていない状態でもし万一線路上の障
害などがあり電車が止まってしまったら・・・さあ大変電車お手上げである。近くの車両基地から機関車の応援を呼んで牽引しても
らわないと動くこが出来ない。ただ常磐線の場合駅間なので滅多な事がない限り止ってしまう事は無いと思う。でも夜に乗った時な
どは車内照明は落ちて非常灯だけになるしモーターの音もクーラーやヒーターの音も消えて何だかとても変な感じがする。このデッ
トセクションを何事も無く通過すればもうすぐ土浦。土浦へはバスフィッシングで良く来る事があるが今回はパス。電車も通過する。
弁当も食べてそろそろウトウトしかけて来た頃にはもう水戸に到着。右を見ると「鹿島臨海鉄道」のディーゼルカーが左を見ると
「水郡線」のディーゼルカー「キハ110系」が止まっていた。 1分停車の後水戸駅を後にしてさらに4分後勝田に到着。上野を出て
から1時間と21分さすがに「速いなぁ」と感じる。 続く・・・。
このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |