このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

九州2002

1日目夜

なんとなくまだ物足りなかった私は、近くの店で夕食を済ませるとそのまま西鹿児島駅へ向かった。歩いてもいける距離だったがバスを使ってみた。目的は「小さな鉄道旅行」である。

時刻表を見ると、指宿枕崎線の1363D(20:05発)に乗れる。どこまで行こうかと思ったが、明日も早いので「坂之上」まで行くことにした。

この路線の利用者は多いようで、20分に1本ぐらいの感覚で運転されている。東京のようなラッシュにはならないが、乗車率もそこそこである。

西鹿児島を出発すると、途中無人駅が続く。本当に都市近郊であっても、駅は無人である。無人駅で降りる乗客は前の方に乗車している。「ワンマンカー」のため、運転手さんは大変である。列車をホームに止めたあと、ドアを開け切符の回収を行う。そして、ドアを閉め再び運転席に座る。無人駅で降りる人が前の方にいるのは、運転手さんに切符を渡すためである。これだけ客がいるのにワンマンなのか・・・。昼時の東京の超過密線ぐらいの乗客はいると思うのだが。無人駅で降りる人はそんなに多くはないが・・・。

坂之上駅に到着。これだけの人が降りた。私も運転手さんに切符を渡し下車する。駅の周りは住宅地だが、特ににぎやかということはない。降りた人たちは足早に夜の闇に消えて行った。

駅の自動券売機で西鹿児島までの乗車券を買い、帰りの1362D(20:37発)を待つ。ラッキーなことに来たのはキハ200であった。黄色に塗装されたその側面には「菜の花号」と書かれていた。車内は上の写真のように現代的な色使いでまとめられている。

下り線に比べると、人もまばらで寂しい感じである。

終着西鹿児島に着いた。夜の小さな鉄道旅行は終わった。

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