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北の大地に向かって  2000年の春・・・(4日目)

 


2000年5月2日 今日も晴れ 
北上(岩手県)===>八戸(青森県)

 村崎野駅を始発が来る前に起床し、荷物をたたむ。駅前にある桜の木は見事に満開である。ついに桜前線に追いついたのだ!さあ、気合い一発、今日は国道4号線最高地点という最大の難所が控えている日でもある。

 巡航速度は約25km/h以上を維持してガンガン進む。ママチャリとしてはオーバーペース気味だが、花巻を順調に通過し、盛岡に到着。盛岡で国道を一旦離れて駅に向かう。ここでも、桜は満開。北上川の土手の桜も満開だ。最高の景色!!

 盛岡の市街地を抜けたあたりからだんだん登り坂となってきた。辛いながらも、順調に高度を稼いでいく。しかし、沼宮内のバイパスにはやられた。バイパスはぐぐっと高度を上げ、すぐに下ってしまう。街中は平坦な道だった。ばかやろー。無駄な体力消耗したじゃないかー!!

 その後もぐんぐん高度を稼ぐ。巡航速度は約8km/hでのろのろ奥中山の峠に向けて必死に登っていると、すれ違う大型トラックがクラクションを鳴らした。うれしい限りである。ようやく奥中山。ミニストップで昼食をとり、ふたたび走り出す。間もなく4号線最高地点だ。緩い坂を登りきったそこが、標高458mの国道4号線最高地点。ここからは、実に長い下り坂。途中の無人の小繋駅で小休憩。この駅は9年前、CB50で本州1周リレーツーリングをしたときの休憩した駅で思い出の駅なのだ。まだまだ続く下り坂を35km/h以上のすごいハイペースでころがり落ち、二戸につく。が、泊まれそうな所がない。八戸まで行けば、サウナくらいあるだろう・・・

 再びアップダウンの道が始まる。気温は15度くらいだが、これでもめちゃくちゃ暑い。そんななか、ようやく青森県に突入!ここまでも長かったな〜。国道140号線に入る前に、アップダウンを避けるため街中にはいる。ところが、ここで道に迷ってしまう。地元の商店に入り道路を尋ね(このとき「どこから来たの?」といわれ、「東京」と答えたらたまげていた・・・)、何とか国道140号線に到達できた。ここからもアップダウンは続く。それどころかアップダウンは4号線より勾配がきついではないか!疲れもピークに達し、辛い時間が過ぎてゆく・・・ようやく八戸に入る。繁華街はすごく人が多いが、本八戸駅はひっそりしていた。電話帳で探したサウナに入るが、背中に芸術を施したおじさまがたくさん。ちっと怪しい雰囲気・・・しかし、疲れがたまっていたのか、すぐ、ばたんきゅう。ゆっくり休めた。


本日走行距離177.5km。累計681.4km。

国道4号線最高地点到達!  4号線の基点から600km   桜咲く青森県境    

 

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