１１−①：チャレンジ九州２０００キロ、ＪＲ小倉工場まつり

　「チャレンジ九州２０００キロ」のどの駅から行こうかと考えていたところ、ちょうど平成１１年１０月１７日（日）ＪＲ小倉工場まつりの開催を知って、まずは北九州方面からまわることにした。「まごころツアー１１−①」の開始だ。

　まず小倉工場に行き鉄道グッズを購入し構内見学の後、北九州地区及び沿線の門司港、若松、西戸崎、田川後藤寺、篠栗、博多駅の中から行けるところに行くということになった。小倉工場のグッズ販売は今年は廃車も出たとあって相当数のバイヤーを予想した。というわけで、当日は博多駅に６：３０の集合となりホームで写真を撮った後、６：４４発の列車で西小倉へ、そしてそこからバスで小倉工場へ行くことに決まった。

「タウンシャトル」のヘッドマーク他を購入
今回のツアーには初の幼児（大塚先生のお子さん）も参加

　ツアー当日メンバーも揃い「さあ、出発」と思ったその時、誰か来ていないことに気が付いた。「肝心の藤井会長がいない！」家に電話をかけるとまだいた！しかも寝起き！列車発車まであと数分、乗れなければレアなグッズが買えなくなる恐れがある。そこでまず城先輩と私は６：４４発で先行して工場前に並び、顧問の大塚先生達は後の列車で追ってくる形となった。列車に飛び乗った城先輩と私は小倉工場前に８：２０頃着き３０分ほど並んだ。先生達も追いついたが、会長はまだ来ていない。その後１０分ほどで１時間早く開場。係員の指示でグッズ売り場へ誘導された。人数が多かったので販売は５人ずつに分かれて１グループとし、各持ち時間２分で１品のみ購入というルールが設けてあった。私達の前にはもう５０〜６０人もいてグッズが残っているかどうか心配だった。

　そんな不安を抱きながら並んでいると、会長が到着。間に合ってよかったと思っていたら会長はなんと「ゆふいんの森Ⅰ世キハ７１−１」の指定席のサボをすでに手にしているではないか。知り合いが並んでいたとかでそこから並んで買ったらしい。僕たちっていったい・・・。３０分ぐらい待ってやっと私達の番になった。みんな思い思いグッズを購入。しかし先生の選んだ１品には皆びっくりした。それは「タウンシャトル」のヘッドマークで４１５系に使用されていた物。これが結構大きくて重い。価格は６千円。

　この後構内を少し見学した後、第二の目的の「チャレンジ九州２０００キロ」へ出発した。

　小倉工場を後にまずは西小倉駅へ。ルートを考えた結果、門司港→田川後藤寺→篠栗→博多をまわることになった。門司港までは直行が行った後だった為、小倉で乗り換えて門司港へ至った。ここで写真を撮らなくてはならないのだが、乗り換え時間はたったの３分。急がないと間に合わないのだが駅名表示板が見当たらない。ホームの端にあるのを見つけ猛ダッシュ。大急ぎで写真を撮ると、即駆け込み乗車。何とか間に合って折り返し小倉駅へ。日豊本線の列車を待っている間にキヨスクで駅弁を買おうとしたら、先生が買った弁当が最後で売り切れてしまった。他のホームのキヨスクに行っている時間もなく、先生以外は腹を空かせて列車に乗った。田川後藤寺に行く為、城野で日田彦山線に乗り換えた。この駅には「生活列車(コンビニ)」があったので駅員さんに外に出してもらって弁当を買った。

　ここまでは電車だったが、ここからはディゼルカー。電車とは対照的にゆっくり、のんびりとした印象がある。心地良い気分になって、ついうとうと…。はっと思うとそこは炭鉱の町。山頂を削られた香春岳、高く大きい煙突を右手に見て田川後藤寺に着いた。ここでの待ち時間は１時間程度あったので写真を撮った後、駅員さんに許可を得て駅前散策。飲み物などを買って駅に入ると後藤寺線のキハ ワンマンカーが入線してきた。今まで述べなかったが、先生の買ったあの「タウンシャトル」は乗った列車、行く先々で大変な注目を浴びていた。ここでは運転手さんに声をかけられて、何を買ったのか？ いくらしたのか？ 小倉工場まつりの盛況ぶりは？などいろいろと質問された。田川後藤寺から乗換駅の新飯塚まではわずか２５分弱。

　ここで筑豊本線・篠栗線快速博多行きに乗り換えた。人が多少多くて立ってないといけなかった。暇だったので私達の中の数人で会長の持ってきた「桃太郎電鉄」のゲームボーイ版をしていたら、まわす時に手が滑って落ちてしまい、大きな音が立ってしまった。「タウンシャトル」で十分目立っていたのに、更に注目の的となってしまった。ゲームボーイは本体も保存データも無傷で、ホッとした。そして篠栗で下車し写真を撮った。

　ここから博多までキハ２２０ワンマンカーに乗った。時間を見間違えていたためここでも駆け込み乗車。博多で本日最後の写真撮影を終えて改札を出たのは夕方だった。