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11−②:チャレンジ九州2000キロ、西戸崎・若松

平成11年11月23日(
案内人:岸原 司


 平成11年11月23日()に2回目の「まごころツアー11」を実施した。今回は大塚先生と先生のお子さんが海ノ中道マリンワールド(水族館)に行くというので、近くにある西戸崎駅と北九州地区に唯一残っていた若松駅に行くことになった。
 当日はあいにくの雨。大濠高校に8:30に集合し、先生の車に乗って出発。途中の地下鉄大濠公園駅で藤井会長をひろって一路海ノ中道へ向かった。この車にはバスマニアが2人(城先輩とOBの北方先輩)乗っていた。和白辺りを走っていると古いタイプのバスが運用に就いていて、バスとすれ違う度「おお!いいねえ」という声が飛び交った。西鉄宮地岳線とJR海ノ中道線を渡って人家がなくなって道の北側に海ノ中道線が沿ってきてちょうど中道信号場の辺りの進行方向左(道の南)に数台のバスの廃車体が!止まって見たかったそうだが、マリンワールドのイルカショーの時間の関係もあり後で来ることにした。休日の朝早かったこともあって海ノ中道にはすぐに着いた。
 マリンワールドの駐車場に入ろうとした時、「『今日はイルカショーはない』って入口に書いてありましたよ」会長。料金所を前に大急ぎでバック。しかしどこにもそんなことは書いていない。結局見間違いだったのだが、料金所の人は変なふうに思っただろう。マリンワールドへ入るのは先生と二人のお子さんだけで、私達は寒い中約束の時間まで約1時間待たなければならなかった。(ごめんなさい……by先生)
 海沿いで風が強くマリンワールドの前で待っているわけにも行かないので、とりあえずすぐそこにある海ノ中道駅に行った。普段は無人駅だがこの日は休日だった為、駅員さんが来ていた。しかしその駅員さんと私達以外は誰もいない。3、4本の列車が発着したが降者がわずか2人だけだった。運用に就いていた車両はキハ とキハ220。いよいよすることがなくなり、寒くなったので戻ることにした。でも時間はまだ半分以上残っていた。そこで今度は渡船場へ行った。ここは暖房も効いていて居心地はよくなった。売店があったのでのぞいてみたが土産物ばかりで買えそうな物はない、と思うとそこには藤井会長が大好きなアイスクリームが置いてあった。「この寒いのに食べてられない、でもおいしそう。」結局アイスを買ったのは藤井会長と私だけだった。実はアイスクリームは食べてすぐは寒いが、糖分が多い為体温は上昇するらしい。そうこうしているうちに時間になり水族館の前まで行ったがまだのようだったので車の前で待つことにした。
 車の前まで行くとなんとドアのカギが一箇所開いていた。運が良かったのか悪かったのか、とにかく私達は車の中で先生達を待つことができた。暫くすると先生達が戻ってきて本日最初のチェックポイント駅、西戸崎駅に向かった。3、4分で到着しここで部員の後田君と合流しホームに入った。

 雨の中写真撮影を済ませ、さっきの廃車体の所に行った。廃車体は全部で3台。北方さんは興奮の絶頂に達していた…と思いきや、冷静な分析を見せていた。

海の中道「パークウェイ」沿いの荒れ地にて。
見るも無残な廃車体。
形式など詳しくは北方さんに訊いて下さい。
 私達は集合した瞬間から2人の坊やの子守係となっていた。中でも2人のお気に入りは城先輩で、温厚な性格+うけないおやじギャグが子供心を掴んだようだった。西戸崎から若松までは時間もかかるので途中で昼食をとったところ、みんなすっかり眠ってしまった。運転手の先生まで目が閉じかかって、冷や冷やした。
 やっと若松駅と思えば駅の前を素通り。実は今回のツアーにはもう1つ目的があって、それは若松にある「鐵道少年舎」(北九州市若松区本町1-10-17上野ビル206)という模型店に行くことだった。お子さんが寝ていたので、3人ずつ2つに分けて入った。入場料500円を払ってレトロな感じの店内へ入った。店内には大きなレイアウトが2つありレイアウト使用料500円を払えば車両持ち込みも可能。どちらもオーナーの川上哲生さんが手がけたもので時代設定は昭和30〜40年頃。蒸機が良く似合うレイアウトだ。一角にはソファが配置してあり本棚に並ぶ鉄道に関する様々な本を読みながらくつろぐこともできる。
窓の外には若戸の海峡(?)
鐵道少年舎」のレイアウト。
レイアウトも、店が入居しているビルもレトロな感じでいい。
 このままくつろいでいたいところだったが、ここで先生が「3時までに福岡に戻らないといけない。」という。その理由はお子さんのスイミングスクールが始まるからだそうだ。仕方なく「鐵道少年舎」を後に若松駅へ。大急ぎで写真を撮った。ここから後田君はバスで帰ると言って別れていった。
 この後若戸大橋を渡り北九州都市高速、九州自動車道、福岡都市高速を経てスイミングスクールにギリギリで間に合った。初めは皆スイミングスクールの建物の中にいたが、車で待つと言って先生を残して私達は車で待っていた。そろそろ時間だといってスクールに戻ろうと思った時、事件は起こった。なんと車のキーを閉じ込めてしまった。先生達が出てくるまでになんとか開けようとしたがどうにもならず先生にひどく怒られた。先生の奥さんにスペアキーを持ってきて頂き、大変ご迷惑をおかけしました。無事に高校にはたどり着いたが、これが北九州でなかったことが幸いだった。何か後味の悪いツアーになってしまった。
追記:U田こと後田はこの後若戸渡船で若戸大橋のたもとの「戸畑渡場」という小さなバスターミナル(バス停のポールには「天神バスセンター三越行き乗り場」というステッカーが貼ってあった)に行き、30分ほど待って福岡行きの高速バスに乗りました。スペースワールドから黒崎駅、引野口経由で運転手氏の「シートベルトをおしめ下さい」のアナウンスとともにバスは北九州都市高速道路に入りました。渋滞もなく、やがて九州自動車道へ入ったバスは快調に走り、福岡I.C.で降りて福岡都市高速へ。粕屋ランプから呉服町ランプへと至り、無事夕刻の天神バスセンターに到着したのでありました。なかなか快適でちょっとした1人旅でした。乗客は結構少なく、戸畑渡場で乗ったのは私だけ、バスセンターで降りたのは私と若い女性の2人だけでした。(by 後田)


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