田端のトンネルを抜け、東北線と併走する。他の乗客に気兼ねする事なく撮れるのが団体列車のいいところ。ここまで来ると、もう場所が判らない。

京浜東北線との再会も果たす。どうも、先程鶴見で撮った列車の反対側らしい。やはり場所は判然としない。

いま、さいたま新都心と呼ばれているあたり。大宮操車場の跡地に、スイッチャーと手を繋いだ20系客車。固定編成用客車として生まれた彼は、生涯の終わりをこんな所で終えるなんて予想もしていなかっただろう。仲間はいずこ・・・というより、何故1両だけここに連れてこられたのだろうか。

ワム80000のダルマと、ヨ6000の群れ。もしかしたら、近所の倉庫にでもなって現存しているかも？奥に見えるのはEF60の4次形あたりか。

ここはどこだろう。かつてCXテレビで放映された「北斗星の旅」という展望ビデオがあるので、そこから割り出せそうな気もするが、わざわざそこまでする程の写真でないのも確か。神奈川県民としては、保土ヶ谷駅東方の相鉄保線基地にも見えるが・・・。

赤いものみっつ。一番手前の缶はカツオブシの缶では決して無い。僕のサクマドロップスの缶。水筒の形も懐かしい。中身は麦茶かな？小山にて。

宇都宮貨物ターミナル？で不意に現れたク5000。「トリコロールカラー」なんて言われた時期もあったが、これはそれよりも前の色。積んでいるのはおそらく日産車。この頃は「あぶない刑事」をスポンサードしてして、「くうねるあそぶ」のキャッチコピーでセフィーロを売っていた。「皆さん、お元気ですかぁ？」なんて、みんな憶えて無いよなぁ今時。

列車は宇都宮でまた向きを変え、終点日光を目指す。途中の交換駅で、新鋭（にしては汚れてるけど）の107系に遭遇。配線から見て、文挟か下野大沢のどっちかで撮影。今市の駅で、「この駅イマイチだねぇ」なんて駄洒落を飛ばすのは日光へ行く修学旅行生の基本中の基本でしょうな。但し、帰りに言っても誰も反応してくれない。

突如現れた東武日光線の怪しい電車。反対側の席の子が知らせてくれた。終点が近いから、もう校帽被ってる。3000某系だろうけど、この写真で判定できる方は・・・熱心な東武ファンですね。良く見たら2コパンかも知れない。

これはもう日光の構内。検査上がりでピカピカの初期形115系・デカ目。最後の最後で狂喜した。水色のサボが渋い。方向幕の字が赤いので、新宿発の直通快速かも知れないが、サボは日光-宇都宮に見える。線内快速なんてあったっけ。

国鉄式の駅名標が出迎えてくれた。サビ具合と背景のグリーンがマッチして丁度良い感じ。

多分クハ167-17のお顔（更新前）。青いヘッドマークが小気味良い程に決まってる・・・。幕が「団体」なのがつまらないけど。

これはもうお帰りの時の写真。フィルムの残りが少なくなっきてて、ちゃんと167系を撮りたいのだが・・・。

で、「167系の写真」と言えるかどうかは別にして、最後の最後で絵として始めてマトモなアングルの写真（笑）。ここでフィルムが尽きた。幕もちゃんと修学旅行になってるし。半ズボンの大柄な少年は多分山越君、彼には愛蔵版の「まんが道」全4巻を貸したまま返して貰っていない。しかし俺も「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の33巻と34巻を借りっ放しなのであまり文句は言えないかも。関係無いけれど、最近の「派出所」は見るに堪えない。昔、全巻揃えた惰性でコミックスは買い続けていたものの、近作はもう見る気がせず130巻でストップ。131巻は買ったけどあまりに情けなくて、とうとう破り捨てちゃった。麻里巡査が登場した辺りから、少しずつおかしくなっていったんだよな・・・。ヘッドライトに手を衝いてるのは交通公社の添乗員さん。なんか珍しいもんでもありましたか？

9年後、新宿でたまたま来た167系を撮ってたら、「おじさ〜ん、こっちも撮って〜」と来た。「誰がおじさんだこのクソガキ〜」といいつつ撮ってやった。ホームの反対側から話すおじさんと子供の姿、ここって中央線のホームなんだぞ、周りから変な目で見られたじゃないか〜（泣）。こそこそしても仕方が無いので、「気ーつけて行けよクソガキ〜」といいながら堂々と手を振ってやった。普段は不愛想な新宿駅の駅員が笑ってた。やっぱり、修学旅行電車は窓が開かないと、ねぇ。