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集約臨時列車「かながわ」の旅
1989年9月15〜16日 167系修学旅行用電車引退に寄せて

 山手貨物線 品川〜池袋

品川で列車は向きを変え、山手貨物線に入る。目黒川信号場で横須賀線と別れ、大崎駅の手前で10分ほど停車。この頃は山手線103系の置換えが終了しており、来る列車は全て205系。
目黒の先で山手線をくぐると(よく覚えていないが)、ビアステーション恵比須の文字が見えた。昔はこの辺りにホップを積んだホキ2200あたりが停まっていたらしい。
いきなり眼前に現れる旧形客車。
Hゴム支持となったトイレ窓が渋いスハ43。
戦後製の切妻客車に展望室を強引に作り付け・・・お世辞にも優雅とは言えない。まるで無害貨車改造のトロッコ列車の様な造形だ。しかも、恵比寿なのにサッポロビールのタレ幕という理不尽。
金帯を巻いたオハ47。あさかぜ・北斗星の影響だろうか。グランシャリオみたいなエンブレムも・・・。
この車はサボが落とし込み式だった様だ。オハ47 2259。この頃は各地の側線に余剰客車が亡霊のごとく放置されていて、乗った記憶もない自分の目に旧形客車は無気味なものとしか写らなかった。首都東京のど真ん中に無気味な行列が出現している事に驚いた。
EF58。小さい頃阪和線で見た無気味で恐い変な機関車。高速で鳳を通過していった。このカマを見ると、この趣味のイヤな面も見えてくる、ある意味でとても可哀相な機関車。150円引きの吉野屋みたいな存在。趣味の対象にできない。
 
余っていたのは旧形客車だけではなかった。同い年の50系客車も持て余されてこんな姿に。「アメリカントレイン」場所はよく判らないが、渋谷〜代々木のいずれかと思う。道路の形状から代々木駅附近のセンが濃厚か。
※その後、前納浩一さんより恵比寿駅の側線ではないかとの情報を頂戴しました。そういえば恵比寿駅前にもこんな斜めの道がありますね。・・・変貌著しい。
西武電車を見るのはこれが始めて。なるほど黄色いものですね・・・。カラーブックスに載ってた赤い電車はいないの?池袋にて。
思えば遠くへ来たものだ・・・。池袋といえば、東京で最も遠く感じていた地名のひとつ。「すげ〜」と思って、思わず駅名板を撮影。ホームが閑散としていて、背景も今と雰囲気が違う。
丁度入線してきた115系。シャッター付きのタイフォン(某所ではホタテと呼ばれているとか・・・笑)に北国の風情みたいなものを感じた。見慣れた113系とはひと味違うスタイルに軽く感動を覚えるが、同級生は皆「あれ東海道線じゃん!」と言う。似てるけど全然違うんだよ、と言ってやった。レッドアローもイイ感じ。
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