このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください


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         西湘車輌の技術
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西湘車輌は、車体の殆どをペーパーにより製作しています。
ペーパーキットでは屋根材は木製でしたが、当社はいわゆるペーパールーフ
構造とし、パーツ、工数の低減を図っています。
車体のケガキは、まず妻面の外周より両側面+屋根の寸法を採ります。
車体長は、資料図面を参考に窓、窓柱、扉幅を調整しますが、当社の技術力
では、0.5mm単位で寸法設定していますので、積算により若干スケール寸法
と異なります。

   
ケガキが完了したら、車体側板の下辺から7mmのところで、折り目をつけ
ます。次に屋根肩部の裏にナイフ等でスジ彫りを行い、しっかりと曲げ癖を
つけます。
また屋根上部も指でしごいてRをつけていきます。
このようにして、一度側板を”コ”の字にまげてから、窓抜きを行います。
窓抜きが完了したら、改めて車体を”コ”の字に曲げ、ドアパーツや、
補強のための内張りペーパーを貼っていきます。
屋根にもペーパーで裏打ちします。肩のR部分には、瞬間接着剤を
たっぷりしみこませます。
長手方向に3×3mm角材で補強し、そして、前面および妻面を合わ
せて組み立てます。
東海型前面部分は、過去のTMS誌にあった153系製作記事に見事
な展開図が掲載されていたので、これをベースに当社オリジナル図面
を作製しました。
この図面のコピーをとり、車体製作用ペーパーに貼り付け、切り出して
いきます。
その他は、これまでのペーパー車体製作の定石にしたがって製作して
います。

         
西湘車輌
西湘車輌

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