このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

製作車輌カタログtop
製作車輌カタログtop
このページのtopへ
東海型のオリジナル 急行型153系
 急行・東海型

◇ 153系

1958年に登場した153系は、東海道山陽本線の多くの急行列車として活躍したが、新幹線の開業、延伸に伴い活躍の場は縮小していった。
1981年、185系の投入により急行伊豆に就いていた     153系が撤退。また下関ローカルの運用で余生を送っていたグループも、1982年 115系3000番代の投入により廃車が進んだが、別記の421系と同様1編成を動態保存することとした。

● 上記設定の内容はともかく、東海型の原点である153系の製作を開始しました。
● この低運転台クハは、2000年の製作。低運転台は、過去に2度作成し、昔の写真に写っている顔つきに見えることを確認のうえ、今回の製作となりました。

1961年から製造されたクハ153は、運転台床を300mm上方に移す設計変更がなされ、500番台として区分された。主に踏切事故から運転手を回避させるため、と言われるが、この500番台のデザインが、東海型マスクの完成形態となり、以降111系から始まる近郊型、165系、451系などの急行型へ波及していくことになった。

● 先のクハ以来、久しぶりに竣工させた当社工場出場車輌です。製作は、2001年。これで153系の両先頭車ができ、あとはモハユニットやサロ、サハを作っていくだけです、が・・・。一方で構想だけは雄大で、関西新快速色も作りたいなぁ、などと考えています。納期を考えなければ製造スケジュールは自由自在なのです・・・・・?

● 2003年7月。中間電動車モハ153+152、2ユニットを完成させ、とりあえず広島ローカル編成として完成させました。
● 153系は、東海道・山陽新幹線の九州延伸の影響をうけつつも、1960〜1970年代にわたって、各地の急行列車を担当し、晩年も東海道本線の急行を165系とともに担ってきました。
● 特に急行”東海”は、最後はJR東海の165系が担当しましたが、急行伊豆とともに、東京口の急行として、最後までその伝統とブランドを維持した急行列車として、歴史にその名を残した急行列車と思います。東海型電車フリークとしては、やはりつくらないわけには行きません。
● 今回製作したモハ152+153は、過去の”とれいん”誌等の図面をもとに、屋根と側面を一体とした展開図を起こして作成しています。したがって、ペーパールーフ構造となっています。
● ユニットサッシは、当社の標準工法である、コンパスの針によるスジ堀りで表現しています。
● とりあえず、先行作成したクハとの6輌編成を考えていることから、パワートラックを1輌のモハに搭載し、当面6輌でパワートラック1つだけです。
◇ 153系 関西新快速バージョン 
1972年、新幹線が岡山まで延長し、153系による急行の運行体系が大きく変わった。
新大阪発であった山陽急行は岡山発となり、また東海道の急行として残留していた、「東海」「比叡」も縮小された。
一方、1970年から京阪神に設定された「新快速」の運用拡大に供するべく、余剰となった153系6輌編成を充当した。

これが後にブルーライナーと称されたバージョンであり、車輌自体は、このとき冷房改造したものがある以外は、とくに改造等がなされたわけではないが、従来の国鉄色・湘南色と比較して新規な明るいカラーリングに一新し、新鮮さと俊足さを京阪神間にもたらした。
1980年からの117系投入開始に伴い、同年中には、すべて置き換わり、一部廃車も発生したが、再び湘南色にもどされ各所に転属された。ブルーライナー投入時および117系との置き換え、転属時には、湘南色と混結された新快速や、ブルーライナーカラーが混じった中京圏急行列車も存在した。
● 上記の湘南色153系電動車に引き続き、2003年10月に6輌一気に完成させました。
● 湘南色は、6輌が完成するのに約3年もかかってしまいましたが、ブルーライナーは、キットを用い、窓抜きの手間がなかったこと等から勢いづいて、約3ヶ月で完成させてしまいました。
● キットは、オリジナルの前面パーツ、ベンチレータをのぞいてすべて活用しましたが、修正点としては、
 ・車体幅がスケールサイズとなるよう、妻面パーツを修正した 
 ・窓のユニットサッシ表現のため、窓周りにコンパスの針でス   ジ彫りを行った
などが挙げられます。
● 今回の153系も、正面は低運転台と高運転台の両方を製作しましたが、ごらんの画像のとおり、両方ともシールドビーム化しています。
● また、この模型では台車も小高模型のものを採用しました。おそらく、型は古いものではないかと思われますが、さすがに繊細さはないものの、十分なディテールだと思います。ボルスターは、KTM、エンドウのものが利用できます。
● 湘南色を製造したときは、日光の台車を使用しましたが、それとの比較は下の画像で確認できるでしょうか?
 
● 小高のキットを使用した印象は、”オーナーズ・メモ”でも紹介しましたが、当然ながら窓抜きの手間がなく、車体は短期間で構築できます。
● 細かいところを見ると、たとえば窓枠などは、繊細さを求める向きには、やはり別にパーツを起こしたほうがよい、など、修正点がいくつか存在しますが、それはそれで楽しめるところでもあります。
● これで、ブルーライナーと湘南色の153系がそろいました。
両方とも6輌ですが、これらを互いに混結すれば、117系置き換え途上での、新快速2編成とすることも可能です。
● さて、次は、165系・・・・か

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください