このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください


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115系(その3)瀬戸内色  (結局全車 転出しました)

◇ 2000番代編成

広島地区への115系転入は、1977年に始まるが、   1982年に下関に3000番代を新製投入した際、後に瀬戸内色といわれる塗色が採用された。

3000番代は、その後広島運転所に転出し塗色も変わったが、オリジナルの塗色はその他の車輌で残り、現在下関区の115系は殆どがこの塗色となっている。
下関には、3000番代を除いたすべてのバリエーションが存在し混成編成が多い。この編成でも、2000番代は電動車ユニットのみで、クハは2輌とも中間電動車改造で、奇数向き便所なしの550番代と、偶数向き便所増設の650番代となっている。
さらにクハ650番代は、153系廃車により発生した冷房装置を再利用している。

● 2000番代モハユニットは、当社の標準的製法が確立する以前の、1988年に一度湘南色で竣工したものです。
● 試行錯誤の段階で、ペーパールーフは採用したものの、ユニットサッシはペーパーの別貼りで段差を表現しており、また、窓・扉の模型化寸法も整理できておらず、車体長が本来の縮尺と異なっています。

● 後に3550番代、550番代の瀬戸内色を製作し、さらに後述する2輌のクハの製作にあわせ、この2000番代
MM’を更新、再塗装により瀬戸内色グループに編入しました。
● 一方2輌のクハは、ストックしていた小高のキット (モハ110)をベースに550番代はエンドウの前面パーツ(シールドビーム仕様)を用い、650番代はペーパーにより製作した前面を組合せています。550番代は湘南色でも1輌作成していますが、AU75型冷房装置搭載型はないので、実はフリーランスです。650番代はAU13搭載、便所の増設が特徴で同型が下関に所属しています。改造先頭車や冷房装置など、瀬戸内色グループにおいて特徴的な編成としてまとめました。

◇ 3550番代

1992年、117系が岡山区に転入したが、その際6輌から4輌に短縮され、余剰電動車ユニットは115系中間電動車に改造され、岡山、広島の115系に編入した。

しかし
その際、1ユニットについては相手となるクハがなく、余剰化してしまったため、このユニットに各々運転台を取付
け、550番代(2連)運用に編入した。

● 1998年製作。当社の標準的製作法によります。これは純然たるフリーランスです。
● 117系中間車を115系に編入したのは事実ですが、この手の新性能車での形式間改造はかなり久しぶりで、模型ネタとして面白く、ぜひ製作してやろうと思いました。
● 当初は湘南色の中間車にまとめようとしたのですが、連結相手のクハのモデルを検討している間にこのフリーランスアイデアが浮かび、実体化しました。

◇ 550番代編成

1989年、広島・下関地区の輸送力調整目的から、中間電動車2輌を先頭車化改造し、550番代として区分された。
先頭車化改造は、これまで新造運転台を結合していたが、本車の場合は、廃車した先頭車より、鋼体部分、機器を再利用しており、ヘッドライト、乗務員扉位置などにその特徴をみることができる。

● 1999年製。先の3550番代製作の後、カツミのクハ111(大型ヘッドライト仕様)パーツが残っていたことから、これを利用して製作しました。
● 両先頭車とも大型ヘッドライトである編成は実存しないのでこれもフリーランスとなります。
● 前面以外は、当社標準技法により製作。ペーパールーフとなっています。
● この番代特有の、冷房装置に関連する屋上空気清浄ユニットもペーパーで自作しましたが、納得できる形状ではなく、作り直したいところです。

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