このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

製作車輌カタログtop
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国鉄カラーの421系と、
JRになってデビューしたJR西日本415系800番台
を紹介します。
 交直流近郊型

◇ 421系

401,421系とは、新性能近郊型電車のパイオニアであり、 1960年から製造された。
1985年、初期型低運転台車の廃車が出始めたが、この歴史的な形式を動態保存する計画が起こり、当社が受注した。

更新修繕においては、既存の編成と共通運用できるよう、必要な機器の取替えを行うと同時に、旅客へのサービスを他車と合わせるため冷房化も行ったが、その際、隣接する下関区の協力を得て、153系廃車により発生した冷房装置を活用した。

● 1998年製作。東海型電車の低運転台タイプのうち、先に421系を製作しましたが、無理やり冷房化しフリーランスとした理由は、既に製作している車輌と同時代に存在しているように仕立てる、という極めて趣味的なこだわりによります。

● 製作法は当社標準。前面もペーパー製、またペーパルーフとなっています。
● 今回のポイントは、交直流機器を搭載したパンタグラフ周辺で、低屋根化とルーバーの設置です。

● 屋根は、一度通常の形態に組み立てた後、低屋根部分を切り取りペーパーでふたをしています。一方ルーバーについては、車体製作用紙を、断面が櫛状になるよう貼り重ね、屋根の肩部にあけた穴に幅をあわせ、はめ込んで表現しました。
◇ 415系800番台
1991年の、七尾線電化に対応し製造された。
北陸線が、交流電化区間であったにも関わらず、七尾線は直流電化されたため、両区間を通して運用するためには、交直流電車を新たに必要とした。そこで、福知山線で運用されていた113系800番台をベースに、山陰線系統特急に使用していた485系を183系化した際に発生した交流機器を移植し出来たのがこの形式である。従って常磐線、鹿児島本線の415系とは全くことなる経緯で、JR化後に製造、編入されたものであり、その特徴として、クハの形式は本来の415系では、クハ411を名乗っているが、本系列では、クハ415 800番台を名乗っている。
種車である、113系は、福知山線で使用されていた113系800番台であるが、元は113系の若番で窓はユニットサッシではないタイプである。
クモハは、モハ113から改造され、居住性を改善された運転台ユニットが取り付けられているが、クハ415は初期型クハ113の車体をそのまま用いている。
モハ414 800台は、モハ112から改造されたが、屋上に交流機器を搭載するため、一部屋根を削っている。塗装色こそ大きくことなるが、このあたりは、オリジナル415系に通じる交直流電車の特徴である。
2005年8月27日竣工
● 特定番号車のモデルではありませんが、今回はフリーランスではなく、一応スケールモデルを作ったつもりです。
● 車体は小高模型の111系ペーパーキットを利用しました。屋根もキットの木板です。すでに絶版となりましたが、当社にはあとTc×2、M×2をストックしてあります。やはり窓が抜かれているので作業は楽です。
● 運転台はキットを用いず、当社標準の展開図を用いて接続しています。
● 交直流屋上機器は、昔入手した小高のモハ484キットに付随の機器パーツを用いています。
● 今回の車輌の特徴は、なんといっても、ご覧の塗装です。先行作例などを検討して、青は、(有)ジェイズの長野支社115系窓回りブルー、中間車の赤は、グリーンマックス(GM)の京葉線ラインカラー赤色としました。下半分のグレーは、MrカラーのNo.32 軍艦色(2)です。白帯はGMの白3号です。
● オーナーズメモでも記載しましたが、1年がかりとなりました。それもこれも、この塗装色があったためです。それ以外は、例によって特段のディテールを施さず、配管等も省略しています。
● 前の413系と同様、今回も細い帯表現で苦労させられました。マスキングがどうしても均質にできず、タッチアップだらけです。でもまあ、この画像の程度の距離からみれば、プロトタイプの特徴がでた面白車輌が再現でき、目的は達成されました。

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