「若草野球部狂想曲　サブマリンガール」
　若草高校の野球部に、甲子園で活躍した捕手西宮光児が入部してきた。ところが、この野球部は９人中４人が女子で、その上次の練習試合に勝たないと廃部というぎりぎりの状態。しかも次の試合の相手は夏の甲子園大会の優勝校。そんな大事な試合の先発に光児は、１４０キロを出せる投手ではなく、最高球速１２５キロの女の子投手文月真由美を選んだ。果たして若草高校は甲子園の優勝校相手に勝利を飾れるか？
　と言う話なんですけど、一応真面目に本格的野球小説。なのですが結構笑わせていただきました。随所に何気なくギャグが入っていて、尚かつきちんと本格的野球小説の部分が破壊されてない、なかなかいける作品です。続編出たら楽しいな。
作品データ　著者 一色銀河　発行 メディアワークス　電撃文庫