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岡山県警特車隊運用報告(仮題)
(前略)昨年度は全国で56件のレイバーによる犯罪が発生しており、その内約8割が関東管区内で発生している。現状に置いては各警察署員及び機動隊員で対処しているが、レイバーの大型化、性能の向上に伴い現状の体制では遠からず対処できなくなると思われる。(中略)それに対して警察用レイバーの配備及びレイバー犯罪を専門的に扱う部隊の創設を検討すべき状況にあると考えられる。(後略)
(199×年度版警察白書 第12章 新種犯罪に対する警察としての対応 より)
遂に警察用レイバー導入 警視庁
1日、警視庁は本庁警備部に特殊機動部隊を編成、初の警察レイバー部隊が発足した。(以下略)
(199×年4月2日付 毎朝新聞紙面より)
(前略)2001年度に於いてバビロンプロジェクト第1期工事が終了するに伴い、現在全稼働レイバーの8割が集中する関東地方からレイバーの全国への拡散が起こると予測されている。これに伴いレイバー犯罪の全国への拡大が加速されると思われ、(中略)各警察管区に最低1個中隊の特車隊の編成をするべきと思われる。(後略)
(1999年度版警察白書 第17章 レイバーの現状及びレイバー犯罪に関して より)
大阪府警パトレイバー隊発足
16日、大阪府警に警視庁に続いて2番目にあたるパトレイバー隊が発足した。大阪府は関西新空港第2次拡張工事などで関東圏に次ぐレイバー稼働地域であり、レイバー犯罪の件数もレイバーの増加に伴い増加の傾向にあり(以下略)
(2001年3月17日付 毎朝新聞紙面より)
岡山県警パトレイバー隊発足へ
全国11番目のパトレイバー隊として、岡山県警パトレイバー隊が発足することがほぼ確実となった。県警本部によると発足は来年10月頃、当分の間2個小隊6機で編成するとされている。発足すると、中国四国地方に於いては初のパトレイバー隊となり(後略)
(2004年9月8日付 山陽日々新聞紙面より)
我が国は世界でも有数のレイバーを保有しており、建設土木などの分野で広く活躍している。しかしながらレイバー隊国日本の暗部として世界1のレイバー犯罪が存在する。今回の特集はレイバー犯罪を始め災害救助などに日夜向かって行くパトレイバー隊の活躍を北は北海道から南は九州沖縄まで各地のレイバー隊の紹介を交えながら特集する。
協力:警察庁・北海道警察・宮城県警察・茨城県警察・警視庁・神奈川県警察・愛知県警察・新潟県警察
大阪府警察・福岡県警察・沖縄県警察・篠原重工業・マナベ重工(順不同・敬称略)
(月刊レイバーズ・ファン「特集 パトレイバー隊の実態」 2005年7月号通巻72号 もくじ欄より)
辞令
岡山県警察警部補 山根孝典
8月31日付をもって貴官を本庁警備部特科車両課第1小隊長に配属を命ずる
県警本部長 警視長 松方直樹
岡山県警パトレイバー隊発足
1日、岡山市××に於いて県警本部特車隊分署の開署式及びパトレイバー隊の発足式が行われた。松方直樹県警本部長は発足式のさい(後略)
(2005年10月2日付 山陽日々新聞紙面より)
「あの、剣持課長ですか」
「課長は私だが、私は『けんもち』ではない。『けんもつ』だ」
「済みません課長。申告します。本日付けで第1小隊に配属となりました中司由利枝巡査部長です」
「なかつかさ君かね。よろしく頼む」
「課長。私は『なかつかさ』ではなくて『なかつか』です」
「ちょっと言ってみただけだ、なかつか君」
「はぁ」
「県警本部より特車隊。目標追撃中の兵庫県警交通機動隊から入電。目標は船坂峠トンネルに入った。繰り返す、目標は船坂峠トンネルに入った」
小隊指揮車に警察官が駆け寄る。
「山根警部補。上下線の一般車両の待避終了しました」
山根警部補は報告に頷くとマイクを持ち、
「よし、キャリアは下り線を封鎖しろ。1号機は目標正面から、2号機は後背からかかれ。目標はキャリア1に、菱井のヘラクレスシリーズの最新型だ。気合い入れろよ!」
「はい!」
指揮車に隊員達の返事が返ってきた。
「樹(いつき)ちゃん。お昼どうする?」
「いつも通り出前のつもりだったんだけど?」
「それが駄目なの」
「どうして?」
「店の親父さんが倒れたらしくて臨時休業」
「どうしよう。それじゃお昼抜きだよぉ」
「埋め立て地での研修時代じゃ有るまいし、あそこほど酷いことにはならないわ」
「そ、そうよね。何とかなるよね」
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