このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

先島諸島編()【西表島→沖縄本島】

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1997年3月25日(火)

久しぶりに朝から良い天気であった。しかしこの日は西表島を出る日である。

結局西表島ではあまり天気には恵まれなかったようである。

朝食後、5日間お世話になったYHを後にして歩いて船浦港へ。

荒天続きであったため船浦港からの船は久しぶりに出るそうである。

まだ若干波が高かったがその波の上を飛ぶように高速艇は石垣港へと向かう。

 

石垣島から沖縄本島への船が27日に出るので石垣島の沖縄ツーリストで予約しようとしたところ

琉球海運の夜行便は満員であるとのこと。やはり時間帯がいいので人気があるようである。

でも飛行機に乗るほど財布には余裕がないので早朝に石垣港を出る有村海運の船で本島に戻ることにした。

船が27日の朝8時出航のためそれまでの時間はキャンプ場で待つことに。

石垣島東海岸の伊野田のキャンプ場へバスで向かう。

伊野田のキャンプ場は地元で働きながらキャンプしている長逗留のキャンパーも結構居る。

そんな方々と夕食を一緒に作ったりして夜遅くまで話し込んだのであった。


1997年3月26日

翌朝8時過ぎに目覚めテントを撤収した後、近くの浜辺へ釣りに出かける。

透き通った水なので魚が居ることは判るのだがさっぱり針に掛かってくれない。

そうしてるうちに突如空が暗くなり雷と共に激しい雨が降り始めた。

あわててキャンプ場に戻り雨宿りをする間もなくあっと言う間に雨が上がる。

翌日早朝の船に乗るため交通の便の悪い伊野田からではとうてい間に合わないので

石垣市内の宿に泊まることにし、キャンプ場近くの公衆電話(徒歩20分ぐらい)から電話で予約。

夕方になりバスで石垣市内へ戻る。石垣市内のYH(八洲YH)に投宿する。

YHと言ってもここは民家改造なので10畳ぐらいの部屋に布団を敷いて雑魚寝である。

でも素泊まり¥2300。


1997年3月27日

朝5時に起床。

6時過ぎにまだ夜明け前の薄暗い石垣市内を歩いて石垣港フェリーターミナルへ向かう。

乗船手続きを済ませた後、8時に船は石垣港を出航。

途中宮古港へ立ち寄る。この日の東シナ海は波が高かった。

飛龍の乗船チケット。船内発行なので手書き。(^^;

2等とは言え6人部屋の個室なので一人旅の私はとにかく寝るしかない。

夕食のカップ麺をすすりながら東シナ海に沈む夕日を眺め、船は一路那覇へ向かう。

那覇には結局予定より2時間ほど遅れ22時過ぎに到着。

宿の予約をしてなかったのでどうしようかと思案しているとそこへ渡りに船。

民宿「シモジョー」の客引きのおじさんが。この深夜にはありがたいことである。

そのおじさんに付いていくと今着いたフェリーからの人たちが既に宿の車に乗っている。

那覇市内の宿に向かって車は深夜の市街地を走る。

宿に着き、出された泡盛を飲みながらしばし休息。シャワーを浴びる。

翌朝朝の出発が早い私は先に宿代¥2000を払い部屋で寝る。

部屋はドミトリー形式なので既に先客が眠っていた。

その先客を起こさないようにそっと床につく。

いよいよ明日は札幌である。


【帰道】へ続く

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