このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

  長い一日(その1)

    行程:札幌−函館−青森−秋田−酒田−村上−新宿−銚子−東京


    1998年8月12日

   前夜遅れたミッドナイトも余裕あるダイヤのお陰ですぐに遅れを取り戻し函館到着前には

    遅れを取り戻していた。

    【 朝のミッドナイト車内放送(.rm file 195KB)

    しかし初めての快速夜行の二人はなかなか寝付けなかったようで半ば寝ぼけ眼であったが・・・

   函館では朝食に駅から少し離れたハセガワストアで函館名物(?)焼き鳥弁当を購入。

    3人で早朝のグリーンベルトでベンチに並んで朝食。

    その後やす氏は近くの公衆電話から持参のリブレットでメールチェック。

    函館からは海峡4号で一路青森へ。

    【 海峡4号函館出発時車内放送(.rm file 393KB)(混雑してる車内なので録音レベルが非常に悪いですが・・・・・)

    さすがにお盆が近いだけあって車内は混雑していた。

    やはり夜行では寝付けなかったようでひむ氏・やす氏の2人はすっかり熟睡モードである。

   青森に到着すると次の秋田行きの発車まで10分しかない。急ぎ足で乗り換えホームに向かうが・・・

    秋田行きの電車はたったの2両。車内は既にぎっしりと埋まっていた。

    そこへ大荷物の我々である。さぞかし乗客の皆さんは迷惑だったに違いない。

    もっと悪いのは3時間半以上も走る長距離列車をたった2両で走らせるJR-Eであるが・:・・

    悪名高き701系(秋田駅で撮影・酒田行き 快速こよし4号)

    幸い普通列車は短距離乗客の入れ替わりが激しいので弘前あたりで座ることが出来たが、

    秋田に着くまで車内は立っている客でいっぱいであった。

   しかし昨冬の経験上、3時間半のロングシートの旅(うち30分は立席)は秋田に到着した時点で

    終わるはずがなかった。(前回の出張記録を参照。)

    秋田からは酒田行きの列車に接続してるのだが、冬の時よりさらに状況は悪化。

    当然乗り継ぎの我々には座る席もなく、しかも大荷物の旅客が多く車内はまたも混雑。

    酒田までの1時間40分はずっと座席に座る事もままならなかった。

   酒田で約1時間の待ち合わせの間駅前のうどん屋で夕食。

    酒田からは村上行きの普通列車834D。ようやくロングシートから解放されるのである。

     

     【 834D村上行き車内放送(.rm file 103KB)

    左発車を待つ村上行き。このときは新潟地方の雨の影響でダイヤが乱れ発車番線が変更に・・・

    右834D車内。大荷物の人が多く皆さんお疲れのご様子。右の背中はやす氏。(^-^;

 

   南下するにつれ だんだん蒸し暑くなってくる。青森、秋田、酒田とその感じがはっきり判ってくる。

    私は寒いのは得意だが暑いのはテンで駄目である。

    夜だというのに蒸し暑い空気の中、834Dの車内は人の多さもさることながらその疲れ切ったかのような

    雰囲気を象徴するかのようにだらけた空気を掻き回す天井の扇風機が廻っている。

    (834Dには冷房がないのである)

    外は暗く、車内灯に浮かび上がる窓の外には静かな日本海が時折現れる。

 

  2223、村上駅に到着。8分後に新宿行きの「ムーンライトえちご」が連絡している。

    地下道をくぐりホームに出ると8ヶ月前、東京へ向かった時と同じように列車は待っていてくれた。

    ここで私と同行者の二人は指定席が別々なので一旦分かれる。

    【 ムーンライトえちご車内放送(.rm file 252KB)

    この日は満席でリクライニングのかかったシートでゆったりと・・・と言うわけには行かず

    隣や後ろに気遣いながらの夜汽車となったのである・・・・

 

    1998年8月13日

   早朝赤羽到着のアナウンスで目が覚める。 新宿到着は早暁510である。

    新宿到着すると既にホームは人でにぎわっている。

    朝が早いのか夜が遅いだけか・・・寝てないのか・・・この街は。

    新宿駅で小田急に乗り換えるやす氏とは別れ、私とひむ氏は新橋で別行動に移る。

    東京への長い道のりはこれで終わったわけだが・・・

 

    まだ旅は続くのである。


     長い一日(その2)へ  続く

     【今回の旅は 青春18きっぷ 2枚(10日分)を使用しました。】

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