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7113頁鉄ヲタ遊行記 →残り22日の水軒観察

2002年5月3日-水軒と極楽橋その1 残り22日の水軒観察

 

待望の黄金週間も後半となった5月3日。スル関3dayチケット※1はあと1日使えるので

色々と時刻検索をかけてヲタヲタなプランを建てる。

高野山へ観光に行くのは決まっていたのだが…どうやら水軒行きの始発も盛り込めそうなので

相方に無理を聞いて貰って、水軒へのお名残乗車をすることに。

 

休日にしては珍しく早起きをして出発。

相方から「今乗ってるのが○×の好きな赤い椅子の電車だよ」とのメール…

期待して待っていたら…やって来たのは7103F※2。残り少ない真紅モケットのシートにご満悦。

 

20020503-009.jpg (10237 バイト)こんなもんに拘ってどうするんだよ…と言われようとも…私はこの雰囲気が何よりも大好きなようです。

電車はカーブを縫うように走る。私達はまったりとした空間を楽しむ。

暫くして、和歌山市に到着。入線時に早々と席を立つ人達の所有品を眺める。

巨大なカメラ、カメラ、カメラ…結構この電車(和歌山市9:16着)で来る人も居るんだな…

20020503-012.jpg (18574 バイト)こちらの車輌を喜んで撮ってるのは当然の如く私だけ(笑

隣に停車しているのは数少ない和歌山港行き急行の折り返しなんば行き。

新鋭1000系が和歌山港線のしなびた単線区間を走るのはなかなか粋な物です。

20020503-013.jpg (18593 バイト)こちらは半ばお約束と化したカット。カメラを向ける人も多く、半ばアイドルの如し撮られ様。

車内は既に…な状態でした。

20020503-014.jpg (20578 バイト)只、この日は7100系※3で運転されていた為かそれほど混雑しているようにも思えなかったです。

意外と座席は空いていて、無理無く座ることができました。

まさか立席でお名残乗車か!?とも思っていただけに…ハァ。座れて良かった…

20020503-015.jpg (14484 バイト) 

運転台後部はこういった感じ。三脚を立ててビデヲ撮影に勤しむ人も。

間もなく鉄ヲタ専用列車が発車します…

20020503-016.jpg (9286 バイト) 

築地橋駅。割れた駅名板の下からマジックのような物で書き足し。ナイスです

*器物損壊はやめましょう

20020503-017.jpg (18379 バイト) 

水軒をおまけ扱いしたような自動放送の後、和歌山港着。

左の賑やかな案内表示に対して…冬枯れのような水軒行きの表示。

後方の支柱の組み方にウットリしてしまう。

 

追記:左の自由席特急も見逃せない

20020503-019.jpg (18110 バイト) 

水軒到着時の模様。ロケーションに対しては異様な光景だが…このところ水軒通いが定番となり、

慣れてしまった私としては日常の光景。撮影に励む人、辺りを見まわす人、駅舎を覗く人…

丁度良かったので駅舎を利用させてもらった。何気に私的利用率が高いことに気付く…なんてこったい。

 

陽射しも気持ち良く、意外やのんびりした時間が流れる。意外や罵声やドキュソ等も無い。

パッと見の概算ですが、この日この時間の水軒滞在者は40人程でした。

20020503-020.jpg (15134 バイト) 

発車時間が迫る。私達も車内へ戻る。

いつものようにブザが鳴り、出発。

♪の画像板で見かけた四駆が併走していた。今回も動画撮影をしていたのであろうか。

あえなく信号に引っ掛かっていたが…

辺りの景色は無味乾燥であまり車窓を楽しむ路線ではない。

となると、水軒をどう楽しむか…綺麗な海を見つつ観光と洒落込むか、

和歌浦の寂れた風景や廃墟を眺めるか(侵入はお勧めできない)

もしくは始発で養翠園に行き、最終で帰路に…

20020503-025.jpg (21683 バイト)一般人と動画撮り鉄…

電車はのっそりと和歌山港駅に到着。少しばかりの人が降りた。駅名板や時刻表の撮影をしている。

暫しの停車時間の後、発車。何時ものように坦々と運用をこなす。

これだけ鉄ヲタ専用列車の色が濃いと、逆に一般人の姿が浮いて見える…

 

和歌山市に着いた。ホームにはなんと係員さんが立っている。

ここでスルッとKANSAIのカードを用いて清算するとカード裏に 南海 水軒 と印字されるそうだ。

が、持ち合わせの無いので止めておくことに。

20020503-026.jpg (15508 バイト)向こうのホームで急行が待っている。

7番線は何時ものように静けさを取り戻していた。(乗られてナンボの公共交通としては辛い姿なのだが…)

さぁ、次は高野山だ。

 

追記:この頃はデータイムでも急行があったのですね

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2003年11月3日フォント修正

 

※1 スルッと関西(関西一円共通カードシステム)が行楽期に重点を置いて発売しているチケット。

共通カードの利点を活かし、加入社局の殆どの電車バスが乗り放題の魔法のカード。

※2 ※3で説明する南海の主力通勤車7100系のうち、車体更新を受けずに残っている編成。

特にこの編成は過去の4→6連化時の雑多な組成を経験しながらも唯一車番が通しで組成されている編成であり、

車内アコモを語る上で欠かせない座席モケットが旧来の真紅のまま残っているのでコアな南海ファンにも好かれている編成の模様。

※3 南海本線で運用されている車輌の中でも最多数を誇る型式。20M・4扉の車体を持つ。

普段は2200系と呼ばれる17M車体の2扉車輌が運転されていることが多い和歌山港線ですが

廃止に向けて混雑が予想される為に優先的にこの型式を入れているのでしょうか…?

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