このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

7113頁鉄ヲタ遊行記 →水軒最終頁 第一頁

 

 

 

 

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見事なまでに晴れ渡る空。暑い一日になりそうです。

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水軒駅に着きました。

電車が居ないのに、異様に賑わっています。

毎度のことながら、これが本当に水軒なのかと思ってしまう。

 

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腐って欠けた枕木が30年の年月を

物静かに語ってくれます。

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水軒ジープはいつものように

水軒駅を見守っていました。

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電車が走ってきました。

いつもは窓の向こう側の緑が見渡せることができるのに

今日は色とりどり?の人・人・人…

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何度、同じ様な写真を撮っただろうか。

その中でも、今日の写真は一段と輝いて見えました。

単に天気が良かったからなのかな?

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狭いプラットホームはまるで通勤ラッシュの様。

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たくさんの人に見つめられて、

普段は誰にも相手にされない通勤電車は

少し照れているようにも見えます。

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駅名板はこんなところに。

 

 

ずっと水軒駅に居ても何なので、

水軒行きの最終電車に乗ることにしました。

臨時電車で和歌山市迄戻ります。

 

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和歌山市行きの車内はこの通り。

お名残乗車も何もあったもんじゃない。

ラッシュに揉まれ、得た物は

「水軒行きの最終電車に乗車」

果たしてこれは名誉に残る記録…なのだろうか…

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普段なら、この先で少ない乗客を待ち続ける

電車の姿を見ることが出来ます。

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この後、式典が行われたそうなのですが、

車内に居た私には拍手しか聞こえてきませんでした。

 

 

ホームからの拍手に送られて、水軒行きの最終電車が発車。

 

 

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いつものように…

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いつものように、色褪せた大きなお月様に見つめられ…

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そして、いつものように踏切に並ぶ車を横目に、

電車は走り続けます。

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そして、最期の電車が

水軒に到着しました。

 

暫しの停車時間の後、長めのブザーと

長めの警笛を残し、最終電車は水軒を後にしました。

 

水軒駅が、駅としての役目を終える瞬間です。

 

 

 

駅名板は剥がされ、

出発信号の灯が消え、

駅舎も封印されました。

 

 

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さようなら…

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さようなら…

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さようなら…

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そして…

 

 

 

 

 

 

いろんな思い出を

ありがとう。

 

 

 

 

 

水軒駅は過去の物になろうとしています。

ですが、なくなる物があれば生まれる物もまたあるのです。

 

なんばから特急サザンで一時間。

終端には観光地、景勝地もあり。

近隣にバス路線もあるのでお帰りも楽々。

 

大阪圏に、また一つ

廃線跡が生まれました。

 

 

 

 

 

( ゜Д゜)< なにかっこつけてんだ!!ゴルァ!!

2003年11月3日フォント修正、画像総入換

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