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見事なまでに晴れ渡る空。暑い一日になりそうです。
水軒駅に着きました。
電車が居ないのに、異様に賑わっています。
毎度のことながら、これが本当に水軒なのかと思ってしまう。
腐って欠けた枕木が30年の年月を
物静かに語ってくれます。
水軒ジープはいつものように
水軒駅を見守っていました。
電車が走ってきました。
いつもは窓の向こう側の緑が見渡せることができるのに
今日は色とりどり?の人・人・人…
何度、同じ様な写真を撮っただろうか。
その中でも、今日の写真は一段と輝いて見えました。
単に天気が良かったからなのかな?
狭いプラットホームはまるで通勤ラッシュの様。
たくさんの人に見つめられて、
普段は誰にも相手にされない通勤電車は
少し照れているようにも見えます。
駅名板はこんなところに。
ずっと水軒駅に居ても何なので、
水軒行きの最終電車に乗ることにしました。
臨時電車で和歌山市迄戻ります。
和歌山市行きの車内はこの通り。
お名残乗車も何もあったもんじゃない。
ラッシュに揉まれ、得た物は
「水軒行きの最終電車に乗車」
果たしてこれは名誉に残る記録…なのだろうか…
普段なら、この先で少ない乗客を待ち続ける
電車の姿を見ることが出来ます。
この後、式典が行われたそうなのですが、
車内に居た私には拍手しか聞こえてきませんでした。
ホームからの拍手に送られて、水軒行きの最終電車が発車。
いつものように…
いつものように、色褪せた大きなお月様に見つめられ…
そして、いつものように踏切に並ぶ車を横目に、
電車は走り続けます。
そして、最期の電車が
水軒に到着しました。
暫しの停車時間の後、長めのブザーと
長めの警笛を残し、最終電車は水軒を後にしました。
水軒駅が、駅としての役目を終える瞬間です。
駅名板は剥がされ、
出発信号の灯が消え、
駅舎も封印されました。
さようなら…
さようなら…
さようなら…
そして…
いろんな思い出を
ありがとう。
水軒駅は過去の物になろうとしています。
ですが、なくなる物があれば生まれる物もまたあるのです。
なんばから特急サザンで一時間。
終端には観光地、景勝地もあり。
近隣にバス路線もあるのでお帰りも楽々。
大阪圏に、また一つ
廃線跡が生まれました。
( ゜Д゜)< なにかっこつけてんだ!!ゴルァ!!
2003年11月3日フォント修正、画像総入換
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