このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください



まぼろしの邪馬台国

宮崎康平 著


 宮崎康平氏の代表作。旧版は昭和42年に発行されてベストセラーとなる。昭
和55年1月に『我が邪馬台国と古代史研究』(全5巻)のプロローグとして『新版
 まぼろしの邪馬台国』を改訂の上発行するものの、同年3月に宮崎氏はなくな
り、『我が邪馬台国と古代史研究』は未刊の状態で終わることとなる。

 同書では、従来の古代史に対する考え方を払拭し、新しい視点をもって、邪馬
台国の所在地を島原半島に比定している。なかでも、神話に出てくる神々を従
来の「文字」による理解の仕方を見直し、「発音」で理解する仕方は本書の特徴
ともいえるだろう。

 なお、同書が邪馬台国のあった位置と比定しているのは、今の愛野周辺であ
る。

 また、邪馬台国の研究のみならず、その研究の過程も記載されている。中で
も、和子夫人の協力は感動的であろう。


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Book Date

新版 まぼろしの邪馬台国

著者:宮崎康平

初版発行:昭和55年1月20日

発行者:野間省一

発行所:株式会社 講談社

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