このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
宮崎康平氏の自伝的な書籍。宮崎氏の生立ち、めくらの生き方、邪馬台国研 究の過程などで構成されている。とくにレイルファンにとっては1章の「炎と潮」 は必読。宮崎氏の島鉄建て直しの課程や、御召列車誘致、御召列車運転につ いては興味を持つことだろう。 戦後、米英の占領下に置かれていた日本では国歌の斉唱が厳禁されていた 時代があった。島鉄での御召列車もその時期に運転された。それにも関わら ず、宮崎氏は昭和天皇が島原駅にご到着される際、厳罰覚悟の上で、駅前で 国歌を流した。それをお聞きになられた昭和天皇は感慨深まられたそうであ る。 また、昨今話題を呼んでいる諫早湾干拓事業に関しても、その有益性を本書 で宮崎氏は語っている。 そのようなエピソードが随所に盛り込まれている。一読すればきっと島鉄探訪 がより面白いものになるだろう。
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