昨夜、ヌーサのYHAで日本人を発見し、しゃべってみた所、チルダーズで ２ヶ月半もの間働き、やっと出てきたという人であった。なんと、２ヶ月半のピッキング生活で 結構痩せたという事であり、写真を見せてもらったら別人のようであった。 これは私もピッキングをすれば痩せるかもしれないと希望の光を見た。 そしてチルダーズでのピッキング生活はどのようなものかを聞いた所、 「俺がいる間は日本人は全くいなかった。朝早くからトマトを取りつづけ、仕事が終わったら 夜はご飯を作って食べて、同じファームで働いてる同じ部屋のイギリス人達とマリファナを吸って 最高なひとときだった。」というような事であった。出たよ、マリファナ！

こわいんですけど・・・。

そういうわけで、大丈夫かよ？生きてそこを出られるのだろうか？という一抹の不安を抱きながら、 しかしピッキングダイエットという素晴らしい希望を胸の片隅に抱きながら、バスに乗ること約４時間半、 定刻通り午後１時２０分にチルダーズに到着した。

・・・・・。
ええ！ここですか？？シェルですか。shellですか。ガソリンスタンドがこの街のバスターミナル代わりのようだ。 それもそのはず、ここは大きな街ではないようだ。

電話をしたら迎えに来てくれるとシュガーボールキャラバンパークの人が言っていたので、 とりあえずガソリンスタンドにある小さい建物に入った。 ちょっとした食べ物が売っていたので、４ドルぐらいするトマトサンドイッチを買って食べる。 （この後、トマトまみれの生活を送ることになるとはつゆ知らず・・・。）

Childers！！！

公衆電話が置いてあったので、使おうとしたが、壊れていたのか繋がらず結局携帯電話を使った。 「今すぐ迎えに行くから待ってな！」というような事を言い、しばらくするとボロボロの車に乗った オージーのファーマーだぜ！というような感じのおっさんが迎えに来てくれた。

車内はなんか知らないけど赤土にまみれてとても汚い。何、この赤土色は？なんでこんなに汚いの？ え？何？ちゃんとシュガーボールキャラバンパークに連れて行ってくれるの？ もしや、このままヤクの売人への道を歩まされる場所へ連れて行かれたりして？！と多少不安になりながらも ちょっとした会話が弾んだかと言うとそうでもなく、ただただ続く空と平野という外の景色に圧倒されながら車はパシフィックハイウェイを進み、５分も経たないうちに シュガーボールキャラバンパークに到着した。