このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

WH入門
WH1年間
WH一般教養
MONEY
WH終了
WH BBS
WH LINK
WH TOP
放浪LIFE
-HOME-


4.初ピッキング
Childers JUNE

朝もや架かるサトウキビ畑
朝6時45分、労働者達を乗せ、朝もやの架かるサトウキビ畑が両脇に広がる道をバスは爆走し、 Lyn(リン)さんのファームに向かう。

一緒に働くメンバーは、同じ部屋のドイツ人マリアン、 そしてイギリス人のダニエル、リチャード、その彼女、愛想のいい子、そして今日からチズと私が加わった。 「あれ!?このメンバーの名前、聞いたことがある!ヌーサで出会ったチルダーズで2ヶ月半働いたと言っていた人が居たファームや!」 と、その時気付いた。いい奴らだと聞いていたけど、自己紹介と挨拶をしたぐらいで、特に会話も続かず、 というか、イギリス人4人がペラペラ堪能な英語をしゃべっている中に入っていけるわけも勇気もないのであった。

Lynさんのファームに到着し、Lynさんに挨拶をする。Lynさんは深い微笑を持った50代半ばと見られる女性だ。 ファームに到着すると、みんながボロい車の荷台に乗り込んだので真似して乗り込む。 Lynさんが運転席に乗り込み発車したボロい車は、ガタガタの赤土の道を走り続け、トマト畑に辿り着いた。

私とチズは、Lynさんから「これぐらい赤いトマトを獲る」とか「こういう穴の空いたやつは、捨てる!」とか 「これぐらい青いやつは獲ってはダメ!」という説明を受けて、自分のバケツを持って、トマトの収穫をはじめた。 足元から肩ぐらいまでの高さを、葉っぱに埋もれているトマトを探しながら腰をかがめたり立ったりしながら、ひたすら獲り続ける。 今日入った私とチズ以外は、みんなさすがに早い。しかも、ペラペラ堪能な英語で、これでもかというぐらいしゃべりながら、やっているくせに! 何を言っているか全く分からないけど、「ファックオフ!!」と、言いすぎ!というぐらい言っているのが印象的だ。 なんかよく分からないけど、どうやら、トマトピッキングは彼らにとって「ファックオフ」らしい。 私も心の中で「ファックオフ」とつぶやきながら、トマトをもぎ続けた。

7時から働きはじめ、9時から10分間の休憩を取り、再び働き、12時から30分ランチ休憩、 そして12時半から3時45分までラストスパート。

休憩時間は、英語の分からない私はひたすら煙草を吸う。チズは英語が上手く、色々質問したり 会話に入ろうとしたりして、凄い。

最後の2時間ぐらいは、トマト畑を離れ、収穫したトマトを機械にかけて、さらに選別していく 作業をする。流れてくるトマトを良いものから何段階かに分けて仕分けしていくのだが、 これがまた説明がよく理解できず、なんとなく適当にやってのけるといういい加減ぶりを発揮して なんとか1日の仕事が終った。こんなんでいいのか??

Childers/JUNE-3-へ戻る Childers topへ戻る Childers/JUNE-5-へ

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください