このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

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1.富士宮へ! 


2年前のお盆休み、青春18切符の旅と称してオーストラリアで出会った友達に会う旅をした。 (旅日記は途中で放棄)

メイン行事は、富士宮市に住むカヨさんの派遣の仕事先で働くというものであり、 バイトを斡旋してもらった上にカヨさんの家に6泊も泊まらせてもらい(食事付き) 、大変恐縮というものであった。その時に、東京から共通の友達であるマユミも来て、 せっかくだから富士山も途中まで行ってみよう!と5合目までバスで行き、新6合目あたりまで 登った。これだけで3人はゼエゼエ息を切らせていた。しかし雲を下に見る景色に感動。

そして去年の夏、「富士宮市民なのに富士山の頂上まで登ったことがないから登ろうと思う」というカヨさんの 声に「日本一の山に登っとかなあかんな!」と同調した私とマユミ。「オーストラリアでエアーズロックに登ろうとしたけど、体力がなくて、しんどくて途中で諦めた私」ではあるが、「頂上まで登ろう!」と登山靴や携帯酸素を買い揃え、 富士登山に備えていたものの予定していた日に台風が来て、中止。「来年に延期しよう!」 という話になっていた。

あと1年で体力をつけよう、登山靴を履き慣らそう。と気合を入れていたものの、 夏が過ぎ、秋が過ぎ、冬が過ぎ、春になり、私の中ですっかり富士登山のことは闇に葬り去られていた。 登山靴は新品のまま押し入れに入ったままだ。体力作りはダイエットのためにストレッチなどをしているばかりであり、 登山のためになどとは頭の片隅にもない。カヨさんとマユミも同じだと思っていた。

桜が散った頃、カヨさんからメールがきた。 「富士山登山は7月17日がいいと思うんだけど」と。登る気満々ではないか!! せっかく登山靴もあるし、登っとかなあかんな!と私の中で闇に葬られたはずの富士登山への 意気込みが芽を出し、今年こそ登頂するぞ!と思ったものの、暑さのせいにして体力作りを放棄。 「登山のために減量しなあかん」とか言ってたくせに、それも放棄。アイス食べまくり。 登山靴はウォーキングをして履き慣らしたので、良しとしよう。そうしてダラダラしているうちに 登山の日は近づいた。ちなみに、マユミは仕事を辞めてアジアの旅に行っているので 不参加である。

7月16日金曜日、仕事を終え、定時キッカリにスッキリ退社。 速攻で帰宅し、前日に準備しておいたバックパックを背負い、18時半の電車に乗り、滋賀県唯一の新幹線の駅である 米原へ向かう。バックパックを持って移動するのはオーストラリアで旅をしていた時以来だ。約3年ぶり。

「ハンバーグおいしいよー」という売店のおばちゃんの声につられ駅弁を買い、 19時5分の新幹線「こだま」は発車。席を確保し、駅弁を食べ、何年ぶりかに乗る新幹線を 存分に味わおうと景色を必死に見る。

新幹線。「こだま」とは言え、何と速い乗り物なんだ! あっと言う間に名古屋を通り過ぎる。 ここ数年の私は、交通手段に時間はかけてもお金はかけなかった。 しかし今回はお金で時間を買った。 そして約2時間、21時10分に新富士駅に到着した。

準備に時間のかかるカヨさん
改札にはバックパックを背負って歩く私を見て、ニヤニヤ笑って「旅人だー」と言う、 すっぴんのカヨさんが待ち受けていた。カヨさんの車に乗り込み、久々の早口弾丸トークを 聞きながら登山用のお菓子やドリンクを買うためスーパーに寄り、カヨさんの家に 到着すると2年ぶりのカヨさんのお母さんが出迎えてくださる。22時から「世界の中心で愛をさけぶ」を見ようと 言ってチャンネルを合わせたものの、久々に会った2人はトーク炸裂(ほぼカヨさんのトーク) で、ほとんど見れず。サクー!

登山作戦会議だ!と言ったけど、明日のバスの時刻は前もってカヨさんが見ててくれたので、 ほとんどカヨさん一人で会議終了。私が荷物整理をし始めると、カヨさんも「これはいるかな? いらないな」などと自分の荷物整理を始めた。とっくに整理を終えた私は、オーストラリアの写真を 見せてもらって懐かしむ。

登山前日なので早く寝るだろうと思っていたが、結局眠りについたのは1時すぎだった。

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