このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

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2.スタート! 


17日、7時半に起き、おにぎりを3つ作り(17日昼、夜、18日朝 すべておにぎりで済ませようという貧乏根性) 、懐かしき豪華朝食(朝から焼き魚!)をいただき、9時すぎ出発のはずがダラダラしたため 9時半出発。カヨさん家の最寄駅から富士宮駅まで電車で行く。電車が動きはじめ、「電車の中から家が見えるのよ」と カヨさんが家の方を見ると、カヨさんのお母さんが電車に向かって手を振っている様子が見えたらしく、カヨさんは嬉しそうに笑った。そして富士駅に到着し、キヨスクで金剛杖 を買う。(660円。富士山でも売っているが高い。)

10時5分のバスで5合目へ向かう。これがまた混んでいて座れなかった。1時間半も立つ羽目に。 「ありえねぇー」と言いながらも、まだまだ元気なわたし達。11時45分、バスは5合目に到着。 ここから1時間、この高度に体を慣らすというマニュアル通り、手作りおにぎりを食べたり写真を撮ったりしながら 過ごす。この時、カヨさんが「あれ?私の金剛杖がない!どこいったー?」と金剛杖を失った模様。 一瞬「え??」と騒いだけど、結局発見された。これがカヨさんの持ち物紛失騒動の序章に過ぎないものとは 、この時は予想できるはずもなかった・・・。

13時に出発!のはずが、写真を撮っている間に13時半に。 ちなみに私達の富士登山の行程は、「13時出発、17時頃に9合目に到着。予約してある9合目の 山小屋に宿泊。18日午前2時頃ご来光を頂上で見るため出発。4時半頂上でご来光。6時頃下山開始。 18日のお昼までには下界に下り、温泉に入り、私は新幹線で帰宅。」である。余裕を持った登山計画である。

6合目で押してもらった焼印
5合目から6合目。まだまだ元気な私達、登っている姿をお互いに写真撮影していると、 通りすがりの青年が「撮りましょうか?」とシャッターを押してくれた。なんと優しい人だろう!惚れそうになるではないか。 カヨさんが「若いのに、凄いねー。あなた、ああいう人を探しなさいよ!」と言う横顔は、 まるでお節介な母親のようであった。その青年のことを始め中国人だと思ったとカヨさんが言ったので 私は中国語の物真似をした。カヨさん大ウケ。こんな笑いで体力消耗してたらあかん!と言いながら 進み、余裕で6合目に到着。焼印をして、すぐさま7合目をめざす。ここまでは2年前にも来たけど、 ここから上は初めてだ。気を引き締めて踏み出す。

高山病を恐れていた私は、様々なHPなどの知識から呼吸法に気をつけながら、ゆっくりゆっくり進む。 15分登って、5分間休む。というマニュアル通り、ゆっくりゆっくり進む。 7合目の山小屋はすぐそこに見えるのに、まだまだ着かない。まだかまだかを繰り返し、15時頃に到着。「健脚なら80分」という 5合目から新7合目までを90分で到着。なかなかいいペースだ。

クタクタで座り込む私達。バックパックを下ろして座っていると、私のバックパックに縫い付けてある オーストラリアの国旗を見た外人さんにしゃべりかけられた。 「オーストラリア!」と。「ワタシハニュージーランドカラキマシタ」と。 「ガンバッテクダサーイ!」と言って下山して行った。「旅した国の国旗を縫い付けていると、 こういう交流もあるのねー、いいわねー。富士山登ったら、富士山のマークも縫い付けなきゃねー。」と カヨさんは言った。それは嫌や。

写真を撮ったり、トイレに行ったり(有料!200円です)、水を買ったり(500mlペットボトルが500円!!!) しているうちに30分経過。休憩しすぎた!と慌てて出発。めざせ!8合目!と、また ゆっくりゆっくり進む。あの小屋が8合目や!と頑張って到着したら、「元祖7合目」とあるではないか!! そういえば、どこかのHPで「8合目だと思ったら元祖7合目で、ガッカリする」と書いてあるのを、ちゃんと読んでいたはずなのに すっかり忘れていた。

「7合目から8合目が辛い」という声が聞こえていたので、それを乗り切った!と思っていたのに、 その辛さはここから始まるのであった。 そして標高3010m、既に半袖Tシャツと長袖シャツという軽装に耐えられない寒さになっていた。 座って休憩していると、汗が乾いて冷たくなり体が震える。風が強い、寒い。ジャンパーを着てもまだ寒い。 セーターも着込んで、次こそ8合目へ向けて出発!!既に時刻は16時半。

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