このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

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韓国 6 


明洞へ歩き着いた。若者が集まるショッピングエリアという感じである。東大門市場にあった、ファッションビルの辺りとは違い、 落ち着いた感じで、いい。

ガイドブックで調べていた「明洞衣類」という店へ地図を見ながら辿りついた。 ガイドブックによると、ここでは化粧品が安く手に入るのだ。噂通り、安い。日本で買えば、安くても600円以上はする アイシャドーが、2500w(約250円)からある。なんと安いこと!ドラックユタカでも、こうはいかない。 キリン堂でも、こうはいかない。マツモトキヨシは、滋賀県にはないので分からないけど、ここまで安くないだろう。 パックも300w(約30円)からあった。なんだか怪しい気もしたけど、パックをたくさん買い込み、アイシャドーも買い、 これで友達と会社の先輩へのお土産は完璧である。(さきほどの、おもしろい顔のキーホルダーをあげた友達に、この話をすると「私もアイシャドーがよかったー」と 文句を言われた。当たり前であろう。女友達へのお土産は、化粧品の類が一番喜ばれるというのは、お土産選びの下手な私の得た教訓であるが、 ついつい、しょうもないお土産も買ってしまう癖は抜けない。)

満足気に、明洞衣類を出た私とナカちゃんが、ふと目の前にある小さな薬局に、さっき買ったのと同じアイシャドーが売っているのを発見した。 明洞衣類で安い買い物をしたという満足感をさらに味わえるだろうと思い、値札を見てみると・・・。 さっき買ったやつより安い・・・。「見なかったことにしよう」と、私達は、次の目的地へ歩くことにした。結論としては、ソウルはどこでも化粧品は安い。という事だ。

おすまし2人次の目的地とは、「ミナミエステサロン」である。これまた、日本人観光客には有名な店だ。 ガイドブックにも、雑誌にも載っていた。足ツボマッサージなどをしに行く人が多いのだが、 私達の目的は違った。
韓国の民族衣装、チマチョゴリを着て写真を撮りたかったのだ。ソウルに来る前には 「えー別にチマチョゴリ着て写真撮らんでもいいよなー」と話していた私たちであるが、 昨日のガイドさん、李さんの「綺麗にして写真を撮ってみない?」攻撃に影響されたのか、 「ソウルに来たんだから、チマチョゴリを着たい!」という気分になり、昨日の夜、ホテルの部屋でガイドブックと 雑誌の切りぬきをアサって、お手ごろ価格でできるこの店を見つけて、やって来たのだ。

日本人観光客がたくさん来るので、スタッフの皆さんは日本語を話すことができる。 「あのー、チマチョゴリを着て撮影したいんですけど、マッサージはしなくても、撮影だけってできますか?」 と聞くと、「いいですよー。どうぞ、お入りください。」と ソファーに座らされ、ジャスミンティーみたいな美味しいお茶が出てきた。 足ツボマッサージはやはり人気があるらしく、「足ツボマッサージとチマチョゴリを着て撮影」というセットメニューまで 用意されており、「本当に、チマチョゴリ着るだけでいいの?マッサージはいいの?」とマッサージを勧められたが、 足ツボマッサージは昨日、李さんが予約してくれた店に今日の夜に行くことになっているので、丁重にお断りした。


6畳ぐらいの部屋に案内され、20種類ぐらいある衣装の中から、自分の好きなものを選び、着替える。 私は、青色が好きなので青色を選び、ナカちゃんは、かわいいピンク色を選んだ。 「はい、ここに座ってくださーい」と言われるがままに座り、化粧をされ、鏡を見ると、真っ赤な口紅を塗られた無残な姿であった。 そして、知らぬ間に髪の毛をくくられ、何かをつけられていた。なんだ?かつら?ウイッグというやつか。いつの間にか、私はポニーテールしてるみたいになっていた。 無残である。似合わない。えらいこっちゃ。としか言いようがない。

なんで酒ついでるの・・・?!写真撮影と言っても、お手ごろ価格でできる店なので、自分の持って来たカメラでスタッフが撮ってくれるというものである。 ナカちゃんは、韓国旅行に来ているというのに驚くことにカメラを持って来ていない。びっくりだ。「え??なんで?」と驚いて聞くと、 「え?私いつも旅行行くとき持っていかへんで。」と平然と答えるナカちゃん。「日本人は、カメラ好き。旅行へ行ったら写真を撮ってばかり!」と、少し馬鹿にしたかの ように言われる世界から見た日本人像を、くつがえす人物である。ナカちゃんは、なかなかワールドワイドな人物なのかもしれない。 私は、世界から見た日本人像そのままに、カメラ1台、デジカメ一台を持って行っていたので、両方をスタッフに渡し、撮影開始である。

「はい、こっち向いて〜」と言われて、次々と写真を撮られる。次々に注文をつけられる。こういうポーズをしてー。はい、これ持ってー。と、お酒の瓶とおちょこを 持たされたり、太鼓みたいなものを持たされたり、されるがままの2人である。「なんで、太鼓なん??!」「なんかお酒つがされてるで!」と、ナカちゃんは噴出しそうになっていた。 ちょっと、想像していたものと違ったが、チマチョゴリを着ることができて気分のいい私たちはミナミエステサロンを後にした。

チマチョゴリを着て撮影(カメラは自分のもので)20000w (約2000円)

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