このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

About
WorkingHoliday
旅日記
旅する日本
SKY
BBS
LINK
管理人
放浪LIFE


韓国 8 


目標ができると、人は変わるものだ。目が輝く。歩調は軽く、足取り早く。情報収集抜け目なく。目標って、大事なものだと気付かされる。

ただ、私達の今の目標とは、ケーキであるが。

シンチョンへ行くのには、ウルチロイック駅から電車に乗ると乗り換えなし、一本で行けるという情報を得た私達は、 足早にウルチロイック駅へと歩く。地下鉄初体験だ。私は小銭があったので、自販機で切符を買ったが、ナカちゃんは 小銭が無いため窓口で買おうとしたが、駅員が不親切だったらしく嘆くナカちゃん。

電車に乗る。まあまあ混んでいたため立っていたのだけど、しばらくすると席が空いた。「座る?どうしよう?」 という私達に、おばちゃんが「空いたから座り!」と言ったかと思われる韓国語で話しかけてくれたので、遠慮なく座ることにした。 そして電車はシンチョンへ到着。

地図を見ながらお目当てのケーキ屋へ行く。ビルの2階にあって、入り辛い雰囲気で「えー、どうする?入りにくいな。どうしよ。」 と、ここまで来て気弱になる2人。目標としてきたものを目前に尻ごみ。こういう時には、前に一歩踏み出す勇気がなければ 目標は達成できない。「入ってしまえ!」と小心者2人組は、やっと目標としていたケーキ屋に入ることができた。

しっとりとした雰囲気。店の中には2組ぐらいの客しかいない。若者である。大きな窓からは、町の様子が見渡せる。 店に入っても店員がすぐに出てこないので、また気弱になる2人であったが、しばらくすると店員が出てきたので 町の様子が見渡せる窓際の席に座ることにした。店員が、韓国語で言っている内容は理解できないまま、 メニューを指差し、「これと、これ!」とおもいっきり日本語で言うと、理解してもらえたようだ。 また店員が何か言った。多分、お飲み物は?とでも言ったかと思われたので、首を振っておいた。なんとなく、通じるものだ。

夕暮れのシンチョン
ケーキを、おいしいおいしいと言いながら、あっという間にたいらげた二人。食べ終わると、一気に疲れが押し寄せてきたため、 しばらく窓際の席から町の様子を見て人間ウォッチングをすることにした。

韓国に来たけど、来たという実感があまりない。町の様子、人々の顔立ちが日本とそれほど違いがないからだろうか。 ワーホリでシドニーにいた頃のような感じがする。韓国人の多い、韓国人街にいるような感じがした。 タイへ行った時のような異文化への衝撃。それをどこかで求めていたけど、それは自分勝手な事だった。

どうやら、シンチョンは若者の町である。カップルまみれだ。ウデを組みながら歩くカップルもいるが、大多数が男の人が女の人の肩に 腕を回してくっ付きながら歩いている。どういうことだ。流行りなのか。それとも嫌がらせか?当て付け?そんなわけはない。流行りだろう。

そして迷彩服を着た若者も多い。軍隊?韓国には徴兵制度があるけど、それと関係あるのだろうか?近くに軍隊の訓練施設?とか あるのか?でも、徴兵期間なのに町に出かけることが可能なのか?それとも、ただのファッション?とにかく迷彩服の若者が多かった。
(これは、ただのファッションなんかじゃなく、徴兵で軍隊へ行ってる人達で、決められた休暇の期間だけ外に出歩けるらしく、その現場を私は目撃したのである。情報提供:韓国に詳しいyumiさん ホームページは こちら

交差点付近の人通りの多い電信柱に向かって、立ちションをする、おっさん。思わず、見てしまって驚く若い女の人。 「こんな所で何してんだ!」と怒りのキックをおっさんの背中に食らわす若い男の人。

足を失い路上で生活する男の人。車のついた板に乗り、片手にカンの入れ物を持ち、地面を這いながら町を行ったり来たりする。 肩を組み、いちゃつきながら歩くカップルの横をも通りすぎる。すれ違う人、引き返して、カンにお金を入れる人。 それを、ただ見ている私。



前へ タビニッキTOP 次へ

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください