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シドニーさらば-8-


2001年5月21日

ついにシドニー出発の日がやってきた。バスは夜8時出発だ。
5ヶ月間住んだ、ボロ屋敷ともお別れ・・・。

ボロ屋敷の中は禁煙であるため
この玄関に入る前の階段でよくタバコを吸った。
タバコを吸いながら、星を見たりして 
するとガサッと音がして
何?と思ったら巨大ネズミが 電線を歩いていたことも多々あった。
ここでワインを片手にタバコを吸いながら、語ったこともあった

この汚すぎるトイレともお別れだ。
もう嫌だ嫌だと思っていつも使っていたため、これは嬉しいお別れである。
トイレットペーパーは各自が部屋から持参で、このトイレへと向かう風景は異様だった。
(ご飲食中の方、失礼致しました。)

この汚すぎるバスルームともお別れだ。
こっちにもトイレがついている。ピンク色の便器、バスタブ、洗面所。
黒ずんだピンク色であるため、これも嬉しいお別れである。
ここのシャワーよりも、もう一つの方が私にはキレイに思えたのでここはあまり使ったことはないが。

この狭い部屋ともお別れ
あとはこの荷物を持って、ここを後にするだけだ

思い出に浸りながら、レイカちゃんの協力を得てボロ屋敷のあちこちで写真を撮り終えた私は CITYのあちこちへ行って写真を撮るため、 スーツケースをCITYにある、とある情報センターに預けるため バックパックはボロ屋敷に置いたまま一旦CITYへ向かう。

ピットストリート側から見た
タウンホールとメトロ

スーツケースをやっとの思いでCITYの情報センターまで運び、だいたい10月ぐらいにはシドニーに戻って来れるだろうという 憶測の元に、4ヶ月半ほど預かってもらうことにした。1ヶ月6ドルで、合計27ドル。ここは安い。

そして、立派なタウンホール、よく買い物をしたり待ち合わせに使ったメトロ、シドニーに来てすぐに登ったAMPタワー、ブラブラ歩いたピットストリートモール、シドニーに来た頃に浮浪者の方に話しかけられて動揺したハイドパークなど、毎日のように見ていながらも 写真には収めていなかった風景を撮影するためにCITYを歩きまわった。もちろん、左頬をタオルで押さえながら。

あたりが暗くなりはじめた頃、バックパックを取りにボロ屋敷へ戻った。ローズビル駅や、駅周辺の写真も撮りながら。 そしてバックパックを背負い、見送りに来てくれるというレイカちゃんと共に再びCITYへ。

出発の前に、シドニーのおいいしいコロッケといえばここ!というチャイナタウンのフードコートの中にある日本食レストランで コロッケ定食を食べると決めていたのでレイカちゃんと二人で「おいしいおいしい」と言いながら食べた。もちろん左頬を押さえながら。 食い意地が張っているとしか言いようのない光景である。 しばらくはまともな食事もできないんだろうな。節約の旅で、外食などできるはずもない。そして何しろ私はパスタしか作れない・・・。

バックパックを背負い、手にはバスパス

そして、8時が近づいてくる。いつも見送ってばかりだったセントラルステーションのグレハンのバス乗り場。 手続きを済ませ、バックパックを預け、出発の時間を待つ。 私の送別会をしてくれたときに、見送りに来てくれると言っていたレイカちゃん、サチコさん、カヨ、コウスケくん。サチコさんとカヨは仕事が遅くなると行けないかもしれないと 言っていた通り、出発には間に合わなかった。

2人の見送りを受けて、左頬を押さえながら3人で写真を撮り、いよいよバスに乗り込む。

席を確保。窓から手を振ってニコニコして、今までと逆の立場にいることを不思議に思う。変な感じだ。私が出発するなんて。

そしてバスにエンジンがかかり、バスが動きだした。

サヨナラだ、シドニー。

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