このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
90年にそれまで小田急3000系SE車によって片乗り入れだった(小田急)新宿−御殿場の 特急あさぎりをJR東海・小田急の相互乗り入れとした列車。同時に御殿場−沼津が延長されています。 JR東海では371系を用意していますが、さきに登場したキハ85系と打って変わり、東海道新幹線を イメージさせる塗装となっています。中央はサロハが背中合わせに2両つながれ、2階席がグリーン車、 1階席が2+1の普通車となっております。2階席は高床幌でつながれ、フラットで行き来できる反面、 1階席は1両ごとに行き止まりとなっています。先頭車両はのちに 373系などにも採用されることになった反射防止を考えた曲面ガラスを使用し、夜間でも前面展望が 楽しめます。あさぎり号として活躍するほか、下り列車として沼津到着後三島に回送され、 ホームライナー浜松(週末は静岡止)となり、静岡県西部にも顔を出します。 時刻表にグリーン車マークがついていないのは、サロハ2階席は立ち入れないからです。 座席枕カバーにチケットホルダーがつき、ひかりレールスターのサイレンスカーに似た 面ももっています。
普通車車内
急行富士川を格上げして特急とした列車で、特急東海、伊那路と同時にデビューしました。 静岡から身延線経由で甲府まで走ります。91年夏に急行富士川に乗る機会がありました。 ボックスシートの急行列車も、急行わかさを最後に記憶の彼方へ走り去ってしまいました。
東京から東海道本線を経由し、静岡まで走る特急です。 165系で運転されていた急行東海を格上げして登場しました。 313系の前面腰部のくびれというのは373系の流れを汲んでいるようで。 で、373系はキハ82の流れを汲んでいるといわれますがキハ82にそんなもの あったかなーと思うのは私だけでしょうか。トンネルの中でも映り込みがないので ブラインドを下ろす必要がない運転室は好評ですが登場時はデッキがないことで ずいぶんたたかれました。
よん・さん・とおで山岳線用に開発されたキハ181系が初めて投入された 特急列車で知られています。のちに381系が投入されて大幅なスピードアップが図られました。 383系は381系から更なるスピードアップを期待されて登場した形式。 381系の自然振り子式に対し、制御付き自然振り子を採用して乗り心地を 改善しており、高速バスに対抗して長野・松本と 名古屋を結ぶほか、1往復は大阪まで足を伸ばします。 99年の改正でキハ85も大阪入りすることになったので JR東海の特急車がもうひとつ大阪でも見られるようになったわけです。 あとは373系ですか…。
運転開始日:43年10月1日
名古屋と高山・飛騨古川・富山を高山本線経由で結ぶ特急列車です。 平成3年まではキハ80系で運転されていましたが、 カミンズエンジンを搭載した写真のキハ85系の投入で、 大幅な到達時間短縮を実現しました。 座席を高くしたのも特徴で逆方向の先頭車は併結のため貫通型のことが 多いです。
ちなみに後ろの姿は
こちら
運転開始日:43年10月1日
特急南紀
昭和53年に紀勢西線の電化が完成し、名古屋−天王寺をキハ81系で 結んでいた特急くろしおを分離して誕生した特急列車。 名古屋と紀伊勝浦を結び、途中、第3セクターの伊勢鉄道を経由します。 キハ82系が最後まで営業列車として生き残っていましたが、 平成4年3月改正で新幹線300系の登場と同時にキハ85に置き換えられました。下り向きにグリーン車があり、 名古屋方に貫通車両が連結され、多客時の増結に対応しています。 エンジンはカミンズのC−DMF14HZを2基装備し、最高速度は120km/h。 キハ82に比べ登坂能力が格段に向上し、峠越えなどを中心に大幅な時間短縮を図りました。
特急伊那路
豊橋から飯田線の飯田まで走る特急列車です。 車両は、JR東海の汎用型特急電車である373系を使用しています。 この車両は、東京−大垣を結ぶ夜行快速のムーンライトながらや ホームライナーで豊橋に送り込まれるため、特急東海や富士川とも 運用がつながっています。臨時の急行列車を定期化した際に、 特急に格上げされ、一日2往復が運転されますが、線形が悪い 飯田線を走るために、速度が低く、日本で一番遅い特急となっています。
165系での”大垣夜行”以来、375Mの番号だけは変わらず、座席指定列車として 運転されている夜行快速あまりにも名高い列車です。デッキがないのは特急車両としては いかがなものか?と登場時こそかなりたたかれましたが、今の評価はどうなんでしょうか。 9両編成で運転されています。青春18きっぷの時期は満員となり、下り列車では大垣駅で 4連の米原行き接続列車が大混雑するとのことで、一時期大垣市議会で問題となったようです。 村上でも同じ問題がありますが、危険のないよう各自自重した行動をとってもらいたいものです。 なお、ヘッドマークは長良川の鵜飼の鵜をデザインしたものです。
芸能人鈴木その子と"美白"で似ていることから さっそく"その子"の愛称を頂戴した313系。東海道・関西・中央の 各線で活躍していますが登場して間もないのに番台区分が 細かく、ファンにはたまらない車両でしょう。 99年に113系、103系の国電を淘汰するために登場した車両で、 MT比を揃えるために1両に3モーターのみ、などの工夫をした車両です。 311系よりも詰め込みがきき、VVVF制御で高速性能にも優れています。
車内
中央西線活性化と特急電車の近距離利用客の分離のために 日中に走る定員制の列車。名古屋方面に直通する場合に整理券310円が 必要です。特に混雑するわけでもないので”ゼニ取られるライナー”の 別名があります。専用の313系8000番台が 充当されており、銀色の前面は”その子”とは違い、スペイシーです。
運転開始日:11年12月4日
名古屋と参宮線の鳥羽を結ぶ、近鉄特急に対抗する俊足ランナー。 どうせだったら2扉にすればよかったのに と思うのは私だけでしょうか。キハ75系は平成5年に伊勢神宮の式年遷宮に合わせて 登場した車両です。キハ85と同じ性能を持ち、最高速度は120km/hです。 そういえばJR東海の近郊型車両はすべて 211系を基本としているので統一感があります。 この快速みえにはキハ75系のうち、基本番台と100番台のユニットの2両編成が 投入されています。鳥羽寄り先頭車の前半分は座席指定です。
車内
自社線連絡
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