このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
昭和57年に登場した形式。真ん中に従来の115系をはさむ3500番台と 4連の3000番台が製作されました。車内や窓配置などは 先に京阪神地区に登場した117系の影響を色濃く反映しています。 3500番台は平成3年からサンライナーなど、短編成化で捻出された 117系の中間車ユニットを組替えてクロスシート化を達成しています。
元をただせば東北地区に投入された電車で、211系1000番台の投入に 伴い、国鉄末期に小山電車区から広島へ転属してきたのがこの115系300番台 です。東北上越地区の輸送改善対策(昭和48年3月=ストライキなどの 関係で165系で通勤輸送を行ったのに対して乗客の怒りが爆発、 通勤客が電車を壊す騒ぎが起きた上尾事件を踏まえている) として昭和48年に登場しました。当初から冷房装置を搭載、ユニットサッシとなっているほか、 北陸トンネル事故を教訓に防火対策の強化がなされ、パンタ折畳み高さを 抑えたPS23形パンタグラフを搭載しています。 湘南色の装いは転入後に瀬戸内色に改められています。 また、座席はボックスシートのままですが、枠は茶色、モケットはグリーンの 落ち着いた雰囲気となっています。
車内
国鉄の荷物電車は昭和61年を最後になくなってしまいましたが、 比較的新しい車両を旅客用として再利用することにし、こうして生まれたのが 123系です。西日本の車両は青色を基調としており、宇野線や羽衣支線で 使われています。写真の宇野線の車両は、瀬戸内の風をイメージした 模様が塗られています。
123系
荷物電車であるクモニ143を旅客電車に改造して作られた形式。 昭和61年、荷物電車の全廃に伴って、まだ新しいこの形式を 使うことになりました。車内は、ロングシートで窓枠には FRPが使われています。宇部・小野田線などで単独で 使われるほか、105系との併結も可能です。
クモハ42
昭和8年に登場し、京阪神を急行で快走した、戦前の花形車両。 20m級の大型車体を採用し、新京阪のP6などとデッドヒートを 繰り広げました。車内はセミクロスシートで、木が ふんだんに使われており、レトロな感じです。 現在、1両だけが動態保存的な意味合いを込めて、 小野田線の雀田−長門本山の支線区間で使われています。 車内には、”クモハ42の感想”という利用者が書き込める ノートが常備されているなどします。
103系山陽本線
関西から転入してきた103系です。岡山地区や広島地区は関西から転入してきた 車両の宝庫で、次の電車は何が来るかという楽しみがありますが、 いつまでたっても新車が入らないという悩みもあります。
自社線連絡
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