このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

実物車両資料館

新幹線車両


E1系

2階建て新幹線といえば昔は100系のことでしたが今はマックスでしょう。 東京への通勤圏が広がりをみせ、高崎や宇都宮からも新幹線で通勤する人が 増えてきました。そこで、ラッシュ輸送用として、オール2階建ての車両が 開発されました。12両編成で16両分の座席定員を誇る車両が、このE1系MAXです。 座席が6列で中央の座席には肘掛がないのがいただけませんが、 短距離輸送なのでこれでよし、といった感じと思われます。 編成自由度が劣るので、8両編成のE4系へ移行しています。 2階席に乗ったはいいが、立ち上がるたびに頭をぶつけた苦い思い出があります。 8号車の一部は自由席なのに1人がけシートがあり、ちょっとリッチな気分になりました。

平成11年3月東京:写ルンです800



山形新幹線400系つばさ

日本初の新在直通列車として、平成4年7月に福島から山形までの奥羽本線が改軌され、 山形新幹線として生まれ変わりました。ミニ新幹線、の位置付けなので、 厳密には在来線と同じ扱いで、車両も在来線の車両限界に合わせて 新幹線車両にしては、一回り小ぶりになっています。 車両は第3セクターの保有なのでE×系というような言い方を していません。新庄延伸でE3系1000番台が戦列に加わり、メタリック塗装から 秋田新幹線E3系のラインをグリーンにしたような装いに改められています。

平成11年3月東京:写ルンです800



Tec500系

少年たちのアイドル500系。走行シーンは速すぎて、停車シーンは鼻が長すぎて 撮影者泣かせです。 300km/hの世界最速を誇る車両で、ふくろうの翼をヒントにした特徴的な パンタグラフをはじめ、筒型の車体断面を採用、 騒音を極力抑えた車体となっています。 先頭車はロングノーズで定員が少なくなってます。 車内が狭く感じられ、揺れるという話もあり、今後の課題となっています。 なお、東海道区間は270km/hで走行しています。
どんな動物に見えるか、というのも最近の新幹線車両の 楽しみです。ちなみにこの角度から見て私はコブラのように見えました。
運転開始日:平成9年3月22日

平成11年3月東京写ルンです:800



700系

99年3月に登場したJR東海・西日本の共同開発になる新型新幹線車両。 トンネルに入ったときに出口側で大きな音がする、いわゆる”トンネルドン”や 騒音などを小さく、環境に配慮しており、なおかつ500系ほど高価にならずに 大量生産に適した車両、というのがコンセプトです。 その前面形状から”アヒル”とか”靴のお化け”とかいろいろなあだ名を 持っています。 300系を基に作られた新幹線車両の決定版というべき車両で、 駆動系は500系のGTOに対してIGBTとなっています。 最高速度は東海道区間は270km/hですが 山陽区間では285km/hです。JR西日本では 2000年3月の改正からオリジナルスタイルの700系7000番台 ”ひかりレールスター”を登場させ、最高速度285km/hで山陽路を 走らせて航空機に対抗しています。 博多直通のJR東海担当の”のぞみ”はすべてこの700系で運転されています。

平成11年8月浜松



ひかりレールスター

”インテリジェントサルーン”と銘打って2000年3月から JR西日本が山陽新幹線に走らせているひかり号です。 最高速度を300系などより早い285km/hに設定し、従来のひかりとおなじ料金で、 快適性と速達性を向上させて航空機に対抗しています。 車両は700系7000番台で、車体こそJR東海の700系と同じですが、 500系と同じ台車を履くなど、西日本純正仕様となっています。 車内は自由席は座席が5列、指定席は4列となっており、パソコン用の電源装置や 車内放送をしないサイレンスカー(4号車)など、新しいサービスを提供しています。 運転開始日:2000年3月11日

平成13年5月博多



300系

平成4年3月14日の改正から東京−新大阪を2時間半で結ぶ目的で製作されました。 国鉄時代の技術を結集した車両で最高速度は270キロです。翌年春の 改正から西日本の車両も登場して博多まで乗り入れるようになりました。 しかし、先行投入的な要素も強く、中継ぎリリーフの役目を果たしています。のちに登場してきた500系や700系がJRの総力を結集した車両といえそうです。現在はひかりと一部のこだまの運用に就いています。

平成14年11月浜松



100系西日本バージョン

元グランドひかりとして走行していたV編成は、他の100系と同じく12M4Tですが、 中間の2階建て車両を全てトレーラとし、先頭車両も電動車である点が、他の仲間と違っています。そのため、短編成化しても加減速性能が落ちない強みがあり、 ローカル運用の候補となりました。4両や6両に短縮され、ダークグレーに グリーンの帯を巻いています。車内は2&2シートでグリーン車並みのボリュームが ある座席を採用しており、こだま利用者の掘り起こしに力を貸しています。

平成14年11月小倉



100系

昭和60年に0系をモデルチェンジして登場した車両。2階建ての車両が中間に入っているのが特徴です。これは技術の進歩で出力の大きなモータが実用化され、全電動車方式を採る必要がなくなったこともあります。のちにJR西日本に登場したダブルデッカー車両4両のグランドひかりなど一時期は栄華を誇りましたが、すでに廃車が進んでいます。最高速度は230キロですが、性能上の平坦線均衡速度は270キロを超えており、かなりの高性能です。東海道新幹線からは品川駅開業までに姿を消す予定です。

平成14年11月名古屋



自社線連絡

いんでっくすへ戻る。
関東地区へすすむ。


ご意見・御感想などは expresshamana@geocities.co.jp までお気軽にどうぞ


このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください