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前の年と同じように年末にムーンライト九州を使って山口県の方に行きました。今回はキチンと発売日の朝に係員に切符を頼んでおいたので、座席は確保できたのですが、禁煙でと言っておいたのに喫煙マークがあることに気づいて、後で文句を言ったのですが、何度言っても「これで我慢してください」と同じことしか答えてくれなかった。


2004年12月29日

コンビニで適当に仕入れてから、倉敷駅に。ところがみどりの窓口はすでに閉まっている。乗り越し精算のほうに青春18切符を求めたら、「もう閉まってるから駄目です」と言われた。(実は23時に窓口が閉まるなどと言うことをここで初めて聞いた)。「なんとかならんの?」と言って5回ほど繰り返したところでやっと進展。「ちょっと待ってくださいね」と。5分ほど待ってやっと持ってきてくれた。最初っからこうしてくれたらすぐ済んだのにといった感じでした。

岡山までは普通切符で乗る。ここで本日終了。


2004年12月30日

0:05、岡山到着。ここで18切符にスタンプを。のりばにはこれからムーンに乗る人たちがちらほら。久しぶりの客車列車。EF65を先頭にして2分遅れで入線。喫煙車だがそこまで気にならない。窓がもう少し低い方が良いのだが、今回は下関まで真っ暗なので車窓を楽しむにも無理がある。倉敷を通過し通学路線に入る。昨日は昼寝をだいぶしたので、眠たくならないということで冬休み終了までに終わるかどうか不安な宿題をする。

「ガチャガチャガチャン・・・」という音を聞き、ふだん使っている東福山を通過。このポイントは旅客駅の横に貨物駅があるためで、管理人はこの音を聞く事で寝過ごしを防いでいる。実際、寝て東福山を過ぎたことは一度もない。(中1の頃ハプニングで一回ある)。福山も通過する。福山から西に行くのは昨年のムーンライト九州以来である。一旦宿題を閉じて眠る。

目を覚ますと西条を通過中。もう一度宿題を開く。八本松を過ぎるときにはだいぶスピードが落ちている。何の意味があるのかは知らない。このセノハチで、上りムーンライト九州とすれ違う。海田市を過ぎるときから外をずっと見る。ここから広島が複々線というが、どんな感じか見てみたかった。暗いのでよく分からない。そして広島に運転停車。岡山を出て初めて停まる。また寝る。

時刻は厚狭到着前。下関まで少し。荷物の整理などをして下関に到着。今回はこの列車の後ろを撮った。三脚を据え、シャッタスピード1/2秒。ホームのベンチで朝食。ここから父親と別行動。こっちはこの駅に留まる。この駅は中国地方でも6位くらいの乗降客を誇る。といってもここは九州に渡る利用客の方が多い。中国地方では珍しく自動改札機がある。


朝早く、人も少ない改札口。(俳句のリズムになってるし・・・)

「富士」が一時間遅れという張り紙があるので、他のやつはどうかと駅員さんに聞いてみた。はやぶさ・さくらも30分くらいの遅れだという。尼崎かどこかで人身事故があったそうである。富士は明るい時間に来てくれそうなので逆にラッキーだった。。。と言っても列車が来るまで1時間45分なので寒い中、宿題。30分ほどしてから明るさはどうかな、とホームに上がるとまだ暗い。もう三脚を立てている方がいたので自分もそこらへんに立てる。

しかし曇っていてなかなか明るくならない。富士はデジカメで撮った。後ろまでいれられなかった。関門トンネルを走る機関車にはヘッドマークがない。次ははやぶさ・さくらだが、隣にいそかぜがやって来たので夢中で撮る。「はや・さく」は少し明るかったのでマニュアルで。このレンズはf4まで開けられる。隣に気動車が停車していたので、やはり編成全ては入らなかった。まぁこういうのも良いけど。

次のあさかぜは到着ホームで撮ることにした。今考えれば反対ホームで一発勝負した方が良かったかも。

そして父親と合流。山陰本線に乗る。すっかり寝て、小串まで意識がなかった。さらに乗り換えて長門市まで意識がなかった。長門市でまた乗り換え。ここからはずっと起きていた。日本海が時々見える。東萩に到着。普通の萩観光をする人はここで降りるものだが、我々はちょっと変わっているので、次の越ヶ浜で下車。無人駅。

駅の前には国道が通っている。ここを東に進む。しばらく歩いてから、横に入り、明神池が見えてくる。この池は岩の隙間を通して外海とつながっている。ここは後で寄るものとして、進んでいくと、萩ガラス工房にたどり着く。

萩ガラスはこの近くの笠山からとれる玄武岩が使われている。普通のソーダガラスと比べて非常に丈夫だという。また、小さな空気の泡一つでも中に入れてしまったものは、アウトレット品として半額で売られている。2階には切子が展示されている。ここの品は全て受注生産している。受注生産といっても、1回で思い通りのものが作れるのは、まれで、いくつかの失敗作を出すことになる。切子の模様には24種類のパターンがある。

工房を出て、明神池へ。潮の干満と同じように水面が上下する。とんびがたくさん飛んでいる。この池の奥には岩の間から涼しい風が吹くという「風穴」がある。しかし冬で寒いので風が来てるかどうかは分からなかった。このあと、海に行って海辺の生き物を探す。珍しい生き物はいなかった。
駅のほうに戻り、途中で萩焼の店を見たが、気に入ったものは無かったため、スタンプだけ押して帰った。越ヶ浜の駅に到着。


長野の上高地にも明神池がある。(こっちの方が有名)

ここで列車が来るまで40分ほど時間がある。寒いが、こういう駅は気持ちいい。超ローカル線。特急が走っているとは思えない。今度の改正でその通り「いそかぜ」はなくなる。列車に乗って一駅。東萩へ。駅前には店がない。ここは町の外れ。橋を渡って、腹ごしらえできる店を見つけ、ゆっくりする。このあと駅に戻るが時間がだいぶある。

キハ120に乗って西へ。長門市で1分の接続。これまたキハ120系の美祢線に乗って厚狭までずっと寝る。厚狭ではやぶさ・さくらを撮ったが、良い結果にはならなかった。ここでもかなりの時間がある。山陽新幹線では一番新しい駅だが利用者は少なそうだ。この駅の在来線はマメな自動放送をしてくれる。この声は・・・九州に行ったときに聞いた自動放送と同じだった。良く聞いてみると、言葉と言葉のつながりが無かったりして不自然だ。関西のやつのほうがいい。

ムーンライト九州はここの厚狭駅が本日最後の停車駅。我々の他にもう一人乗った。疲れが出たのか、すぐ寝てしまった。帰りは禁煙車。ここからは帰省モード。

尚、ここから後は 4日の平安神宮・八坂神社参拝 までありません。


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